1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

発売2年「現行クラウン」は誰が買っているか? クロスオーバー/スポーツ/セダンを先代と比較

東洋経済オンライン / 2024年9月18日 10時0分

次に「車種決定の理由」を4つの選択肢から見てみた。「車そのもの」を決定理由とした人の数に着目してみよう。

16代目セダン、スポーツでは8割を超える人が、15代目セダンとクロスオーバーでは7割強の人が、「車そのもの」と答えている。

ここ10年以上あまり元気のないセダンタイプを購入している16代目セダン購入者や、競合ひしめくSUV市場に登場したスポーツ購入者でスコアが高いことから、「クラウンだからほしい」と思う人々に支持され購入されているのだろう。

3人に2人はクラウンを「指名買い」

少し角度を変えて、「決定のこだわり度」を4つの選択肢から追ってみよう。

「ぜひこの車種に」と、こだわりの強かった人のボリュームを見ると、先ほど示した「車種決定の理由」と同様、16代目セダン、スポーツが頭ひとつ抜けて多いことがわかる。

もうひとつの注目点は、クロスオーバーが4割程度と低いことだ。歴代クラウンのオーナーが、「新型が出たから」という理由で購入した可能性がある。シリーズ第1弾が、クロスオーバーでなかったら、結果は変わっていたかもしれない。

購入に際して他に「比較検討」したクルマはあったのだろうか。「比較検討したクルマがあった人」と答えた人は、どのクラウンも35%程度。つまり、約3人に2人はクラウンを「指名買い」しているのである。

次に、クラウンシリーズ購入者が「どんなクルマと比較したのか」を、メーカー単位、車種単位それぞれの粒度で紹介する。メーカー別では、クラウン各モデルとも「最も比較したのはトヨタ車」となっており、次いでレクサスが続いた。

メーカー各社がラインナップを絞る中、トヨタも例に漏れず車種の統廃合などを行っている。とはいえ、依然としてトヨタは日本市場に多くの車種を用意するため、トヨタ内で比較しやすい状況であるといえる。

レクサスが多いのは、購入しようとしているボディタイプを変えることなく、よりプレミアムな車種まで選択肢を広げているためであろう。

たとえば、車種別のランキングで見ると、スポーツ購入者とクロスオーバー購入者がレクサス「NX」を、ひとつ前のクラウンである15代目セダンとRS購入者がレクサス「ES」「GS」を比較している点などに表れている。

「気に入った点」とイメージの違い

それぞれのクラウンの特徴をより明確にしていこう。購入者がどこを気に入ったのかを「購入車の気に入った点」のデータから、そして自分が購入したクラウンに抱くイメージを「購入車にあてはまるイメージ」の結果から見ることで、クラウン間でどのような共通点や違いがあるのかを浮き彫りにした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください