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ホンダ軽「N-BOX JOY」ライトアウトドアの大本命 N-BOX新グレード、狙いは手軽な外遊びユーザー

東洋経済オンライン / 2024年9月19日 14時0分

しかも、チェック柄の生地は、撥水加工も施しているため、水やコーヒーなどをこぼしても簡単に掃除できる。また、セカンドシートの背もたれ裏には薄いプレートも挿入。この部分には、通常、シートのフレームがあり、腰掛けるとお尻や背中などに凹凸感を覚える。プレートはそれを防ぎ、座り心地を向上するための工夫だ。

さらに、フロア後端部の高さを80mmアップすることで荷室をさらにフラットにし、足をより自然に伸ばせる荷室の角度も設定。加えて、フロア後端部には容量18Lのフロアアンダーボックスも新設しており、折りたたみ式のテーブルやチェアなど、ちょっとしたアウトドア用品を収納するのに便利だ。ほかにも荷室後方の右側には、室内灯も用意。セカンドシートをダイブダウンし、人が横になった際などの利便性も向上させている。

なお、内装の素材は、NAエンジン車にファブリックシートを採用。一方のターボ車は、プライスムース(合成皮革)とファブリックのコンビシート、表皮巻きドア・ライニングアームレストなどを装備する。また、本革巻きステアリングやパドルシフトも採用することで、より高級感などをアップしている。

ホンダアクセスの純正アクセサリー

N-BOXジョイでは、グループ企業のホンダアクセスがリリースする純正アクセサリーも興味深い。とくに1970年代の軽規格ライトバン「ライフステップバン」をイメージしたというフロントグリルは、いわゆる「H」マークを「HONDA」マークに変更。材質にも、ツヤ消しの樹脂パーツを用いることで、レトロさとワイルドな雰囲気を演出。また、フロントバンパー左右にはLEDフォグライトも採用することで、よりアクティブなテイストを加味している。

ほかにも、ボディのサイド部やテールゲート部に入れるオレンジのデカールや、フューエルリッドガーニッシュなどを用意。また、テールゲートタープやユーティリティネット、カーゴライナーなど、アウトドアで便利な小物や収納用グッズも揃えている。

なお、純正アクセサリーのフロントグリルとLEDフォグライトなどをセットにした「アクティブフェイスパッケージ」という仕様は、ディーラーオプションとして販売予定。より個性を演出したいユーザーに最適な仕様となっている。

以上がN-BOXジョイの概要だ。ホンダによれば、このグレードを投入する背景には、初代の発売から10年以上が経ち、N-BOXの保有台数が256万台(2024年6月現在、ホンダ調べ)を超えたことも要因のひとつだという。とくに既存のN-BOXユーザーには、初代から2代目への乗り換え組みも多いが、さらに最新の3代目へ乗り換えるのは、抵抗を持つ人もいるという。「さすがに3台続けて同じクルマなのはどうか」と思うようだ。そこで、増加し続けるN-BOXユーザーへの新しい選択肢として提案するのが、従来の雰囲気を一味変えたN-BOXジョイというワケだ。

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