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結果に結びつく「実践→分析」の4ステップ勉強法 自分の弱点や改善点を見つけ試験に活かすコツ

東洋経済オンライン / 2024年9月26日 16時0分

リーディング問題でいつも時間が足りなくなる
→特に時間がかかった問題について、「全文を精読」せずに「一部分を読む」だけで正答にたどりつける方法を、1問1問分析する。読み流してもいい部分や、単語の意味を予測するコツなどを分析し、アイデアや改善策をメモする

リスニング問題で聴き取れない箇所が多い
→聴き取れなかった発音、聴き取るべきポイントなどを1問1問分析し、勘をつかむ

リスニング問題で、特にイギリス英語の聴き取りが苦手
→英会話スクールでイギリス人の先生を指名し、練習する

以上のように、「実践」と「分析」を繰り返すことで、過去問を1回解くごとに、どんどんスコアを上げられるようになります。

ここではおもに試験勉強を例に説明してきましたが、この方法は、仕事の業務知識や趣味の教養を学ぶときなどにも応用できます。完成度の高い企画書やプレゼン資料と比較し、自分の企画書やプレゼンを分析することが、知識やスキルの飛躍的向上につながります。

やる気・集中力を高める4つの技術

勉強に取り組む際にはやる気や集中力が重要な要素になります。そこで、科学的エビデンスに基づき、やる気・集中力アップの「4つのテクニック」を紹介します。

①「5分間勉強法」で作業興奮を生み出す

「1日1時間の勉強で、人生は大きく変えられる……。そうは言っても、実際に毎日継続して勉強するのって難しいんだよね」

それが多くの人の本音ではないでしょうか? そんなときには、ぜひ、この言葉を呟いてみてください。

「よし“5分間だけ”やってみよう」

やる気が出ていなくてもかまいません。無理してやる気を高めようとする必要もありません。やりたくない気分のままでも、仕事のように淡々と始めましょう。

これは、ドイツの精神科医、エミール・クレペリンによって提唱された「作業興奮」という脳の仕組みを利用した勉強法です。人の脳は、ひとたび頭を使い始めると、その刺激を受け、やる気を引き出すホルモンを分泌する仕組みになっています。

それを「作業興奮」と言います。

「作業興奮」は、作業を始めてから5~10分ほどで起こるといいます。

「5分」といえば、カップ麺ができるまで、お湯に茶葉を入れておいしい紅茶ができるまでくらいの時間です。それくらいなら、毎日でも試せるのではないでしょうか? そして、一度始めてしまえば、しめたもの。あとは「作業興奮」により、「もう少し、もう少し」と進み続けるのみです。

「勉強を始めたくする」意外なコツ

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