1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

結果に結びつく「実践→分析」の4ステップ勉強法 自分の弱点や改善点を見つけ試験に活かすコツ

東洋経済オンライン / 2024年9月26日 16時0分

②勉強したくてたまらなくなる? 「キリの悪いところで終わらせる」のスゴイ効果

勉強は「始めるときが一番しんどい」のではないでしょうか?

じつは、勉強を始めやすくするポイントは「どのように終わらせるか」にあります。

大半の人は、勉強を「キリのいいところ」で終わらせようとします。しかし、本当は、「キリの悪いところでやめる」ほうが効果的なのです。その理由は、続きが気になって次もやりたくなるから。キリのいいところでやめてしまうと、次に始める時に新しい内容から始めることになり、敷居が高くなります。

完了したタスクよりも、未完了のタスクのほうが気になってしまうことは、「オヴシアンキーナー効果」として、心理学の理論でも説明されています。さらに、未完了のタスクのほうが記憶にも残りやすいということは「ツァイガルニク効果」と呼ばれ、こちらも心理学で証明されています。

つまり、勉強を習慣化するコツは「もっとやりたい!」という気持ちを残しておくこと。そのモヤモヤ感がやる気を引き出してくれるのです。

③「ポモドーロ・テクニック」で集中力アップ

勉強を集中してサクサク進めるテクニックの1つに「ポモドーロ・テクニック」があります。「ポモドーロ・テクニック」は、ひと言でいうと仕事や勉強を「25分+5分」で区切る時間管理術で、国連やイタリア中央銀行、ノキアなど、世界中のエグゼクティブや大企業に実践されています。

ポモドーロは、イタリア語で「トマト」の意味。イタリアの起業家のフランチェスコ・シリロ氏がトマト型のキッチンタイマーを使って時間管理をしていたことにちなみ、「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれています。

やり方はとてもシンプル。

①タイマーを「25分」にセットする
②タイマーが鳴るまでは集中して勉強する
③「25分」が経ち、タイマーが鳴ったら、すぐに「5分」の休憩に入る
④「25分→5分」のサイクルを「4回」繰り返したところで(2時間が経ったところで)、「15~30分」の休憩を取る

休憩をはさみながらメリハリをつけて勉強するので、ダラダラを防げます。集中力が続かないことにお悩みの方はぜひ試してみてください。

注意点として、タイマーに「スマホを使わない」ことが大切です。スマホをタイマーにしてしまうと、タイマーを確認するために、その都度スマホ画面をオンにする手間が発生してしまいますし、残り時間を見るついでにスマホをいじりたくなってしまうからです。

「集中力が切れてきたとき」の対処法

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください