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「踊る大捜査線」新作公開が示す刑事ドラマの悲喜 新作映画公開&過去作一挙放送から何が読み取れるか

東洋経済オンライン / 2024年9月28日 20時0分

平成・令和の刑事ドラマに多大な影響を与えた人気シリーズ(画像:FOD「踊る大捜査線」ページより)

関東地区では9月16日からドラマ「踊る大捜査線」(フジテレビ系)が再放送され、平日午後ながら連日SNSをにぎわせていました。

【画像】待ちきれない! 「踊る大捜査線」映画全作一挙放送のスケジュール

さらに9月28日から11月16日にかけて過去の映画全4作とスピンオフ映画「容疑者 室井慎次」を一挙放送。映画全4作の地上波一挙放送や、最新リマスター版(4Kリストア版)の地上波放送は初めてであり、TVerやFODでの無料配信も含め、同シリーズのファンを喜ばせています。

これらの一挙放送はシリーズ新作映画が公開されることを記念したもの。さらに新作は10月11日に「室井慎次 敗れざる者」、11月15日に「室井慎次 生き続ける者」と2カ月連続で公開されるなど、大型プロジェクトです。

「亀山・君塚・本広」トリオが再集結

あらためて振り返ると、「踊る」シリーズは2003年公開の映画「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が観客動員数1260万人、興行収入173.5億円を記録し、20年超が過ぎた今なお邦画実写のトップに君臨。映画シリーズ6本の累計動員数3598万人、累計興収487億円を超えるなど、一世を風靡したシリーズであることは間違いないでしょう。

ただ、ドラマのスタートから27年、映画「FINAL」から12年もの時が過ぎ、さらに今回の映画には主人公・青島俊作と主演・織田裕二さんの名前はクレジットされていません。

それでも「踊る」シリーズの再放送を令和の今、見ることにどんな意味があるのか。ヒットにつながった背景、後の作品に与えた影響、今だから気づく新たな発見などをあげていきます。

まず新シリーズが12年ぶりでも、青島や織田さんがいなくても注目度が高い理由の最たるところは、「プロデュース:亀山千広、脚本:君塚良一、監督:本広克行」のスタッフが再集結することでしょう。下記に3人が手がけた主な作品をあげていきます。

亀山さんは「あすなろ白書」「若者のすべて」「ロングバケーション」「ビーチボーイズ」(すべてフジテレビ系)などのヒットドラマをプロデュースしたほか、「海猿」シリーズ、「THE 有頂天ホテル」「それでもボクはやってない」「HERO」「容疑者Xの献身」などのヒット映画の製作に携わりました。

君塚さんは「心はロンリー気持ちは『…』」シリーズ(フジテレビ系)、「ずっとあなたが好きだった」「誰にも言えない」(TBS系)、「ナニワ金融道」シリーズ(フジテレビ系)、「教場」シリーズ(フジテレビ系)などの脚本を担当。

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