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「ホテル三日月」経営危機からベトナムで復活の訳 日本企業が続々躍進「加速経済ベトナム」のいま

東洋経済オンライン / 2024年10月1日 14時0分

実際、ダナン三日月のスタッフたちが笑顔を絶やさず、テキパキと働いている様子を見ていると「多くのベトナム人がサービス業に向いている」ことがよくわかります。

小高さん自身、そのことを痛感しており、「日本やベトナムでホテル三日月流の人材教育を実践してきたが、多くのベトナム人スタッフは一昔前の日本人のように良い意味でお節介で、気配りができる。そのマインドはサービス業の根幹となるものなので、人材教育も想像以上にスムーズに進んだ」と言います。(115ページより)

コロナ禍の収束以降、ダナン三日月の勢いはさらに伸びたそうだ。2022年6月からの1年間だけでも、宿泊と日帰りの合計で49万人もの来場者を受け入れたというのである。この数字はダナン市に進出している5つ星ホテルのなかでも屈指のもので、2期目については年間66万5000人に達しているという。

ベトナムという国が持つポテンシャルと、それを下支えする勤勉な国民性、そして中小企業ならではの強みを活かした日本型経営が、見事に噛み合ったケースだといえるのではないだろうか。

印南 敦史:作家、書評家

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