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社会人留学の2大人気「ドバイvsマルタ」その違い 1週間のプチ留学で何ができる?コスパは?

東洋経済オンライン / 2024年10月4日 18時0分

またシャワー問題もあります。降雨量の少ないマルタでは海水をろ過して水道水として利用しています。シャワーはタンク式のため、長時間使うとホストファミリーが使えなくなることもあり、節水に対する意識はとても厳しいのです。

お風呂に1時間入るという人もいる日本人には信じられないことですが、ファミリールールで5分以内と定めているところもあるそうです。その場合留学生はスポーツジムのシャワーを外で浴びるなどの工夫が必要になってきます。これも他の英語圏のホームステイでも同様のことがありますが、マルタはより厳しい国のため注意が必要です。

さてドバイとマルタ、日本人にとってのお勧めはどちらなのでしょうか。

ドバイ留学の魅力について、ES Dubaiの日本人担当者、嶋田優子氏はドバイのビジネスチャンスの多さも強調します。

日本人を求める企業も多いドバイ

「日本から来ている社会人の方の多くは、仕事を少しお休みして英語のスキルアップを目指している方や、完全に退職してから英語を学びながらドバイでの職を探している方が多いです。実は、ドバイには日本人を求める企業も多く、日本語と英語の両方を話せれば、就職先を見つけるのはそれほど難しくありません」

一方、マルタの専門家、林花代子氏はマルタ留学の魅力について次のように話します。

「世界各国から学生だけでなく社会人やシニアも多く、学校によっては30歳/50歳以上向けプログラムもあり同世代と学びやすい環境が整っています。共同生活以外にホテル滞在も選べ、自分の生活ペースに合った滞在先の選択肢が豊富なのはリゾート地ならでは。国際色豊かな環境で英語力を高めつつ、リフレッシュ旅も兼ねられます」

以下あくまで筆者の意見となりますが、それぞれの国に向いているのはこんな人です。

ドバイ留学に向いている人
 日々の仕事にマンネリ化を感じている人
 英語が初級の人
 多国籍な環境で異文化交流を楽しみたい人
 近未来都市のダイナミックな雰囲気を体験したい人
 非日常的なアクティビティ(デザートサファリなど)を楽しみたい人
 生活費や滞在費が比較的高くない都市で留学したい人
 国際的なビジネス環境でキャリアアップや就業の機会を目指している人
 ホテル滞在を希望し、快適な施設を重視する人

マルタ留学に向いている人
 リラックスした環境で英語を学びたい人
 英語が公用語の国で安心して留学したい人
 地中海の美しい風景と歴史的な街並みを楽しみたい人
 2回目の留学の人や旅行慣れしている人
 ある程度英語でコミュニケーションが取れる人
 観光と語学学習をバランスよく楽しみたい人
 中世の文化や歴史観をベースにした映画やドラマが好きな人
 落ち着いたエリアでの滞在を希望する人

いかがでしょうか。

日本の社会ではなかなか欧米のように3〜4週間ゆっくりバカンスをとって心身ともにリフレッシュする習慣はないのですが、ふだん忙しい人こそ1週間だけ休みを取ってオトナ留学をすることを筆者は提案します。ドバイもマルタも1週間あればご紹介したような経験ができるうえ、世界が今どう動いているのか肌で感じることができます。

そうすることによって、仕事にも人生にもスパイスとなるような刺激が入り、次のアクションの原動力につながるでしょう。

大川 彰一:留学ソムリエ 代表取締役

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