「太陽の正体は?」宇宙には"2つの面白さ"がある 「月、宇宙人、火星移住…」東大宇宙博士の話題書
東洋経済オンライン / 2024年10月5日 12時0分
専門的な知識を持たないのであれば(つまり、多くの人にとって)、その理由を言語化するのは難しいかもしれない。
しかし私たちは不思議と、宇宙についてのあれこれを気にしてしまいたくなるものである。
宇宙に思いを馳せるとき、感覚は多少なりとも子どものころに戻ってしまうともいえるだろう。
宇宙には、好奇心を刺激する「2つの魅力」がある
『東大宇宙博士が教えるやわらか宇宙講座』(井筒智彦 著、東洋経済新報社)の著者によれば、宇宙には好奇心を刺激する「2つの魅力」があるのだそうだ。
【書籍】「ブラックホールに近寄ると、どうなる?」「火星移住は実現できる?」「宇宙人は存在する?」「太陽の正体は?」宇宙の"圧倒的な2つの面白さ"が楽しく学べる「東大宇宙博士の話題書」
1つ目の魅力は、なんといっても「圧倒的な非日常」です。
奇想天外な惑星、生き物のように進化する銀河、時空を飛び越えるブラックホール……。
宇宙が見せる非日常の世界に、好奇心が「ビリビリ」としびれます。
2つ目の魅力は、「日常とのつながり」です。
「圧倒的な非日常」とは相反するようですが、果てしない宇宙は、じつは私たちの日常と深くつながっています。なじみの風景と宇宙の意外な結びつきが見えた瞬間、好奇心に「ビビッ」と電気が走り、目の前が開けたような感覚になるでしょう。(「はじめに」より)
さらに宇宙には、じわじわと効いてくる「効能」もあるようだ。
宇宙を知れば知るほど、視点が増え、視野が広がり、視座が自在になるというのである。
つまり、ものの見方が変わるということだ。そしてその結果、人疲れが軽減して幸福度も高まるのだとか。
などと書くと、なんだかスピリチュアルっぽくなってしまう気もするが、そういうわけではない。
要するに、精神的に余裕がもたらされるということなのだろう。
だが、問題はハードルの高さではないだろうか。宇宙に興味はあったとしても、「なんとなく難しそうだから」という理由で距離を置いてしまったりするものだということだ。
そこで、本書の出番である。
なにしろ、「宇宙の全体像がわかり、自分の問題としてとらえられるように、宇宙の『おいしいところ』ばかりを凝縮」したというのだから。
扱うテーマは、宇宙のあれもこれも。地球から出発し、月、惑星、星、銀河、宇宙そのもの、さらにはUFO・宇宙人の話も。知識ゼロでもわかるように「基本」を押さえながら、好奇心をくすぐる「不思議」や現代科学でも未解決の「謎」をちりばめています。(「はじめに」より)
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