平井一夫「仕事は自己を滅してするもの」は間違い 自分の人生はまず自分の中での優先順位を大切に
東洋経済オンライン / 2024年10月8日 18時0分
優先順位とは、つまり「自分にとって大切なものは何か」「自分は何がしたいのか」ということです。こう言うと難しく聞こえるかもしれませんが、優先順位を定めること自体は、まったく難しくありません。それどころか、誰もが、いつもやっていることです。
たとえば、あなたは、朝、起きて最初に何をしますか。トイレに行く、顔を洗う、メールをチェックする、SNSを見る……。人それぞれだと思いますが、なぜ、それを朝一番にするかといったら、自分の中で優先順位が一番高いから、でしょう。
おそらく「これが一番大事!」と、はっきり意識してはいない。けれども無意識のうちに、人は絶えず優先順位をつけながら生きています。人生において自分の優先順位を大事にしようというのは、言ってみれば、そんな日々の優先順位の拡大バージョンであり、何もまったく新しい技能を身につけようと言っているわけではありません。
もう1つ、前提として重要なのは「優先順位は変わっていい」ということです。むしろ変わるのが自然ですから、ひとたび優先順位を決めたらずっとそれに従って生きるのではなく、常に「自分の優先順位、これでいいだろうか」と自問自答することが大切です。
先に例に挙げた朝の習慣だって、ひょっとしたら「起きて最初にSNSを見る」のは、単なる惰性かもしれません。そう気づいたのなら、「SNSを見るよりもメールをチェックするほうが大事かも。いやいや、何を置いても、まずトイレに行ってからのほうが、落ち着いてメールをチェックできるかな?」などと優先順位を見直す必要がありますね。人生も同じです。
かく言う私も、いまだに、よく優先順位を自問自答します。1つ身近な例を挙げると、最近はYouTubeやNetflixにハマってしまって、次から次へと見ているうちに、気づいたら日付が変わっていた、なんてこともしょっちゅうです。
そこではたと思うわけです。「あれ、これって僕にとって、そんなに大事なことだっけ? そこで考えてみると、今、一番、優先順位が高いのは、明朝早くからの仕事。ということは、すぐに寝なきゃ」と。
大事なことに支障が出るのは避ける
もし、「今は、この最高におもしろいドラマを一気観することが一番大事だから、夜更かししても観るんだ」ということなら、それでいいのですが、優先順位を見誤ったあまりに、本当はもっと大事な「明朝の仕事」に支障が出るのは避けなくてはいけません。
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