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大谷翔平がイチローや野茂を超え到達した「地点」 敵地でも大谷の出場試合は観客数が増加した

東洋経済オンライン / 2024年10月17日 11時30分

それから1カ月足らず、150試合目の9月19日には6打数6安打3本塁打10打点という歴史的な打棒大爆発で、前人未到の50-50を達成した。

終わってみれば「二刀流の大谷翔平が、バットだけに専念すれば、こんなにすごい記録が達成できるんだ」ということではあるが、日本のみならずアメリカの野球ファンも、唖然としながら大谷の大活躍を見守った。

日本では大谷が移籍した2018年以来、スポーツニュースのトップで大谷を報じてきたが、今年はMLBの公式サイトも、ESPNなどのスポーツサイトも、トップの大見出しで連日、大谷の活躍を報じるようになってきている。ちょっと信じられないような事態になっているのだ。

大谷翔平は、競技でものすごい記録を次々と打ち立てているだけではない。観客動員という点でも、すさまじい数字を叩きだしている。

大谷は敵地の試合でも観客を集める

記録サイト「Baseball Reference」によると、今季から所属するロサンゼルス・ドジャースは、昨年の段階でも主催81試合で383万7079人、1試合平均4万7371人を集客した。これはMLB30球団でトップの数字だ。

今季のドジャースは、同じく主催81試合で394万1251人、1試合平均4万8657人を集めた。昨年より2.7%の増加だ。

これも「大谷効果」かもしれないが、もともと連日満員に近い本拠地ドジャースタジアムでは、大谷人気による動員増はあまり感じられない。実は、大谷は敵地の試合(ロード)でも、大観客を集めているのだ。

昨年からMLBはインターリーグ(交流戦)の枠を広げ、各チームは両リーグのすべてのチームと対戦することとなった。

ドジャースは、ロードで22チームと対戦した。それらのチームの平均観客数(A)と、大谷が出場した試合の平均観客数(B)を並べるとこうなる。(%)は、大谷出場試合と、すべての試合の平均観客数の比だ。

大谷の出場試合はどれほど観客が集まるのか

対戦した22チームの内20チームで、大谷が出場した試合の観客動員が、平均の動員数を上回っている。それも大きく上回っているチームが多い。

激増しているのがオークランド・アスレチックス。このチームは本拠地をラスベガスに移転することが決まっているため、ほとんどマーケティングを行っていない。平均観客数はMLB最下位の1.1万人。一部のチケットが1000円程度で投げ売りされているが、大谷が出た試合は2.7万人も観客が詰めかけている。

大谷の出場試合は平均観客数が増加

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