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大谷翔平がイチローや野茂を超え到達した「地点」 敵地でも大谷の出場試合は観客数が増加した

東洋経済オンライン / 2024年10月17日 11時30分

大谷の古巣のエンゼルス、今季、1901年以来最多の121敗を記録したホワイトソックスやタイガース、レッズなどでも観客が大幅に増えている。ここまで観客が増えると、大谷の出場試合では、観客席の景色が違って見えたはずだ。

観客数が平均より少なかった2チームのうち、ツインズは4月8日からの3連戦だったが、この3日間は曇り、摂氏9度前後と極端に寒かった。まだ開幕直後で「大谷ブーム」は起こっていなかったこともあり、閑散としていたようだ。

同じ西地区のライバル、パドレスの主催試合が、平均より少し少なかったのは、3月20日、今季の開幕戦が韓国の高尺スカイドームという1.5万人しか入らない球場で行われたからだ。超満員の1万5952人が入ったが、本来の本拠地、ペトコパークなら4万人以上入ったはずで、その1試合が響いて平均を下回ったのだ。

22チームの主催試合の平均観客数は2万9296人、これに対し大谷が出た試合は3万6422人と24.3%も多くなっている。ちなみに2023年、ドジャースのロードでの観客動員は1試合平均3万2292人だったから、今季は12.8%も多くなっている。相手チームも大谷が試合に出場するのは大歓迎だったはずだ。

大谷はホーム81試合で28本塁打、ロード78試合で26本塁打と、敵地でも変わらないペースで本塁打を量産した。これも、大谷人気に拍車をかけたのだろう。

大谷が昨年まで在籍したロサンゼルス・エンゼルスは、昨年、主催81試合で264万0575人。1試合平均3万2600人を動員していたが、今季は257万7597人、1試合平均3万1822人と観客数を減らしている。

MLB全体では昨年は7074万7365人、1試合平均2万9114人を動員したが、今季は7134万8366人、1試合平均2万9374人と微増している。

野茂英雄やイチローとも違う大谷の注目度

そもそもインターリーグの拡大は、ファンにより多くの対戦カードを組んでさらなる興味を引き付けようという意図で実施されたが、その目玉は「大谷翔平」だったといわれている。

野茂英雄、イチロー、ダルビッシュ有、田中将大と、これまでもMLBで活躍して話題になった選手はいた。

しかし、これらの選手は「日本国内で大騒ぎしているほどに、アメリカでは取り上げられていない」場合が多かった。彼らはもちろん一流選手だったが、他のメジャーのスター選手に比べて、とびぬけて注目度が高かったわけではない。

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