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セブンの「上げ底弁当?」が今また"猛烈批判"の訳 値上げによる客離れを恐れ、ファン離れが発生か

東洋経済オンライン / 2024年10月20日 8時20分

分析としては的外れとはいえ、こうした批判を軽視することはできないだろう。最近のセブンに対する不満の声を、冷静な気持ちで向き合ってみると、「たしかに、そう思う人が少なくないのもわからなくもないかも……」と思わざるをえない状況だからだ。

実際、その実態はどうなのだろうか。近くのセブンに行って、確かめてみた。まず、買ってみたのはおにぎり。

いわゆる、ネットで醸されがちな「空洞おにぎり」は、モノにもよるのだろう。私が買ったものは、具がしっかり入っていた。

ただ、おにぎりがわりと柔らかめで、食べている途中でボロボロと崩れてしまった。

崩れてしまったのは、筆者が写真を撮りながらであり、やや時間がかかったのも影響しているだろうが、ネットで調べてみると、「おにぎりと言いつつ、にぎれていない。米の量が少ないのでは?」と感じている人は少なくないらしく、「食べづらい」なんて声も上がっている。

セブンは、商品を定期的にリニューアルすることで知られている。ブラッシュアップしているということなのだろうが、実際、「以前より、食感がふんわりした」ように感じられる。それ自体はとてもいいことなのだが、食べている最中に不安を覚えるのは、正直ちょっと困ってしまう。

次に買ったのは「幕の内398」という税込429円(税抜398円)のお弁当。その安さで、一部では称賛の声もある。

セブンはよく使う筆者だが、こういうザ・弁当なコンビニ弁当を買うのは久しぶり。驚いたのは、イメージよりもちょっと小さめだったこと。

とはいえワンコイン未満だしな……とおかずを食べる。さすが食品に注力しているセブン。味はとてもおいしい。「幕の内」にたがわず、おかずの種類も豊富でいい感じ。

問題の「上げ底問題」はどうだろうか。ご飯のところは、確かに薄い。

この商品に関しては、上げ底、というより、薄底という感じだった。全体的にかなり容器が薄い。どれぐらい薄いかというと、フタのほうが厚底である。

たしかに、かつての幕の内弁当のイメージからすれば、こうした薄い容器の印象が人々の目に悪く映るのは仕方のないことだろう。

ビリヤニも見てみると…

ちなみに、担当編集者にもビリヤニを購入してもらったが、正面から見るのと、裏や横から見るのでは、イメージされるボリュームに少し差が生まれそうな気はした。

が、これが「容量詐欺」とか「パッケージ詐欺」かと言うと、筆者としては「そんなことはないんじゃないかな?」と思った。別にセブンの擁護をしたいわけではないし、あくまでも筆者の感覚なのだが、これくらいは「工夫」の範疇ではないかと感じたからだ。

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