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「N-BOXジョイ/デリカミニ」軽自動車ライバル比較 SUVスタイルでアウトドアも楽しめる2モデル

東洋経済オンライン / 2024年10月24日 7時50分

デリカミニのフロントフェイス(写真:三菱自動車)

ホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」のSUVスタイル版として、2024年9月27日に発売された「N-BOXジョイ」。同様のコンセプトを持つライバル車には、三菱自動車(以下、三菱)の「デリカミニ」もあり、2023年5月の発売以来、順調な売れ行きをみせている。

【写真を見る】アウトドアテイストが魅力の軽自動車、ホンダ「N-BOXジョイ」と三菱「デリカミニ」を徹底比較!内外装をチェックする(99枚)

ちょっと愛嬌のある顔つきや小粋なボディ、アウトドアを意識した装備など、両モデルには共通点も多いが、それぞれの優位性や商品性の違いはどんな点なのか。また、各モデルはどのようなユーザーに向いているのか。各部を比較することで、両車の魅力や特徴などを浮き彫りにしてみる。

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N-BOXジョイとデリカミニの概要

N-BOXジョイは、2023年10月に登場した3代目N-BOXをベースとし、従来のスタンダードとカスタムに加えて今回初設定した新グレードだ。一方のデリカミニは、三菱の軽スーパーハイトワゴン「ekスペース」のSUV仕様「eKクロス スペース」の後継機種。基本的な装備は踏襲しつつも、内外装を変更し、三菱が誇る「デリカ」シリーズの名を冠したモデルだ。いずれも、近年人気の高いアウトドアをイメージさせる装備などを加味していることが特徴で、直接のライバル関係となることは間違いないといえる。

余談だが、デリカ・シリーズといえば、50年以上の歴史を誇る三菱の人気ブランドだ。1968年に発売した「デリカ トラック」を元祖とし、商用のワンボックスカーやミニバンなど、さまざまな車種に展開。とくに1994年に登場したワゴンタイプの「デリカ スペースギア」は、本格的4WDシステムの装備により、高い悪路走破性を実現し、「オフロードも走れるミニバン」として大ヒット。そのコンセプトや個性が現在の「デリカD:5」に引き継がれている。こうした背景により、デリカミニは、三菱が長年支持を受けているブランド直系の軽モデルという位置付けといえる。

アウトドア感のある個性的なスタイル

話をもとに戻し、両モデルの外観を比較してみよう。とくに特徴的なのはフェイスデザインで、どちらもタフさとキュートさを両立していることが印象的だ。N-BOXジョイは、角を丸くしたスリット入りのフロントグリルや、ブラックの樹脂製ロアカバー部とボディカラー部をミックスしたフロントバンパーなどを採用。ちょっと愛嬌のある丸目のLEDヘッドライトには、アルミ蒸着を施すなどで、アウトドア用ギアの道具感なども演出する。

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