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「N-BOXジョイ/デリカミニ」軽自動車ライバル比較 SUVスタイルでアウトドアも楽しめる2モデル

東洋経済オンライン / 2024年10月24日 7時50分

各モデルでは、いずれも撥水加工を施したシート表皮を採用し、アウトドアでの使用を考慮しているが、デザインなどに違いがある。まず、N-BOXジョイでは、「レジャーシートをイメージした」というチェック柄ファブリックを全タイプに採用する。カラーリングには、汚れの目立ちにくいベージュに、補色関係にあるオレンジやブルーの色糸もミックスすることで、ポップな印象と落ち着いた色彩を両立。クルマ用シート表皮には黒系やグレー系の多いなか、かなり思い切った色調や柄の採用だ。なお、NAエンジン車はトリコット×チェック柄のコンビシート(いずれもファブリック)、ターボ車にはプライスムース(合成皮革)とチェック柄ファブリックのコンビシートを設定する。

一方、デリカミニでは、合成皮革とファブリックのコンビシートを採用。座面・背もたれ部の表皮には、ダウンジャケットから着想を得たという立体的な3Dパターンのエンボス加工を施す。これにより、蒸れにくく、座り心地のよい機能性を持たせているという。

ラゲージスペースの違い

また、両モデルは、セカンドシートの背もたれを前へ倒すことで、フラットな荷室を作ることもできる。自転車など大きな荷物も積めるほか、車中泊やアウトドアで足を伸ばして横になれるリビングなどとして使うことができる。

とくに、荷室をよりフラットにできるのはN-BOXジョイだ。N-BOXシリーズの特徴であるダイブダウン機能を備えるため、セカンドシートの背もたれを座面と一緒にフロアへ収納できるためだ。しかも、N-BOXジョイでは、フロア後端を、ほかのN-BOXシリーズ(スタンダード、カスタム)と比べ80mm高く設定。荷室の角度をより水平に近くすることで、大人2名がフロントシート背面に寄りかかり、ノンビリと足を伸ばしやすい設定を実現する。また、セカンドシート背面にはプレートも追加。人が座ったり、横になったりした際に、背面内にあるシートフレームによる凹凸を感じない工夫も施している。

対するデリカミニは、セカンドシートの背もたれを前に倒しても、座面などの厚みがあるため、N-BOXジョイほどフラットにはならない。そのため、荷室は、前方がかなり高く、後端へ行くほど低くなる。荷室をくつろげる空間として使える点では、N-BOXジョイのほうが上といえるだろう。

ただし、デリカミニでは、上級グレードのTプレミアムやGプレミアムに、PVC(塩化ビニール製)シートバックを施したセカンドシートを採用。また、樹脂製のラゲッジボードも装備することで、濡れたり、泥のついたアウトドアグッズなどを気にせず積載できる工夫を施している。

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