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「N-BOXジョイ/デリカミニ」軽自動車ライバル比較 SUVスタイルでアウトドアも楽しめる2モデル

東洋経済オンライン / 2024年10月24日 7時50分

両モデルでは、スイッチ操作でパーキングブレーキをオン/オフできる「電動パーキングブレーキ」を装備する点も同じだ。デリカミニは、イグニッションONかつブレーキペダルを踏んでいる状態でスイッチを押すと解除する設定。N-BOXジョイは、発進時にアクセルペダルを踏めば、自動的に解除される仕組みとなっている。また、同じく両モデルには、「オートブレーキホールド」も採用。停車時にブレーキペダルを踏み続けなくても停止状態を保持するため、ストップ&ゴーが続く渋滞路などでの疲労軽減にも貢献する。

先進安全装備の充実度も、両モデル互角といえるだろう。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制機能、車線逸脱防止支援など、数々の機能を有する。また、高速道路などで設定速度での走行や、適切な車間距離を保ちながら先行車を自動で追従する「ACC」も両モデルともに標準設定。渋滞などで前車が停止したときは、自車も停止する全車速追従機能付きなのも同じだ。さらに、車線内を走行できるようにステアリング操作を支援する車線維持支援機能も採用するなど、さまざまなシーンで安全運転を支援する機能が満載だ。

ほかにも、デリカミニでは、カメラで撮影した後方の様子を映し出す「デジタルルームミラー」を用意(TプレミアムやGプレミアムに標準、TやGはオプション)。雨天時や夜間はもちろん、後部座席に人が乗っていたり、たくさんの荷物を載せていたりしても、後方視界を妨げにくいなどの利点がある。しかも、バック駐車時に空から車両を眺めるような映像も出せる「マルチアラウンドモニター付き」だ。ルームミラーに関して、N-BOXジョイは、オーソドックスなミラータイプなので、この点は異なる。

ただし、両モデルともに、駐車時の支援機能を持つセンターモニターをオプションで選ぶことは可能だ。バック駐車時に上空からの映像を出せる機能などは、デリカミニのデジタルルームミラーと同様。しかも、センターモニターのほうが画面は大きく見やすい。そう考えると、デリカミニのデジタルルームミラーは、駐車支援というより、走行中の後方視界を確保する点で、N-BOXジョイよりも優位性があるといえるだろう。とくに、雨天や夜間でも見やすいという意味では、一般的なルームミラーよりも優れているため、より安心・安全を望むならありがたい装備だといえる。

価格差はわずか、選ぶポイントは?

両モデルの価格(税込み)は、N-BOXジョイがターボ車204万4900円~226万500円、NAエンジン車184万4700円~206万300円。デリカミニは、ターボ車191万4000円~227万1500円、NAエンジン車183万7000円~218万2400円だ。比較してみると、価格面でも両モデルは非常に近いことがわかる。

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