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「ギスギス夫婦」が離婚する前に知っておきたい事 「価値観の不一致」を受け入れられなくてもいい

東洋経済オンライン / 2024年10月25日 19時0分

時によっては、すごく喜んでくれるかもしれないし、ものすごく嫌がられるかもしれない。

これら1つひとつには、「正解」がありません。どう感じようともそれは価値観次第であり、そしてそのときの感情次第です。

離婚の原因に「性格の不一致」「価値観の不一致」は常に上位に上がりますが、価値観が合わないということを問題にしていたら、離婚の危機は毎日毎時間、毎秒ごとに訪れることになってしまいます。

これは、どうしたらいいのでしょうか。

ビジネスでは、価値観の一致は最重要テーマ

そもそも「価値観」とはなんでしょうか。辞書によると、「ものごとの価値についての考え方」とあります。私たちはいつも、何に価値があり、何に価値がないかを判断して優先順位をつけています。

これはいいことだね、これは意味があるね、これはやるべきではないね、とものごとの価値を判断し、行動の優先順位を付けているわけです。

つまり、価値観の一致とは、「行動の優先順位をつけるための判断基準の統一」という意味合いがあるわけです。

ビジネスにおいては、この「行動の優先順位」をつけることは極めて重要なことです。

どの行動を起こすことがより収益を高めるのか。

どの行動を改善することがより顧客価値を高めるのか。

この価値観が人によってズレればズレるほど、企業は競争力を失ってしまうわけです。

そこで、企業が何をするかというと、「企業理念」を掲げ、会社が存在する「目的」を一致させようと試みます。

ビジネスの世界では、会社と従業員の関係について「同じバスに乗っているか」という表現をよくします。

会社を1台のバスに見立て、バスには行き先があり、従業員はバスに乗っている人たちだとして、それぞれの向かおうとしている先は一緒なのだろうか、と確認するわけです。

行き先を気にしていない人がいたり、それぞれが違う方向を目指している人が乗っていたら、そのバスはどこに向かうべきかを見失ってしまいます。

そのために、企業理念を掲げ、中期ビジョンを掲げ、バスの行き先を示します。その行き先に共感した人はそのバスに乗り続け、そうではない人には降りてもらう。それがビジネスにおける「価値観一致」のアプローチの定石です。

具体的には、採用面接から見直して、常に会社の方向性を示し、従業員がどのバスに乗っているのかを理解させ、共感を促し、組織の一体感をつくろうとします。

ビジネスにおいては、この行き先の一致ができているかどうかが組織の力に直結するのですが、これを夫婦に置き換えると、どうなるのでしょうか。

夫婦で価値観の一致は極めて難しい

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