「夜型の人」が朝スッキリ目ざめるルーティン3つ 体内時計は自分で簡単にコントロールできる
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 9時50分
すっかり秋めいてきた今日この頃。読書や動画鑑賞などで夜更かしがすっかり習慣化してしまい、朝起きるのがつらい、という人も多いのではないでしょうか。そんな乱れた睡眠の習慣を正し、すっきりと目ざめられるようにするには、睡眠についての正しい知識に基づいた「熟睡スキル」を身に付けることが大切だと、上級睡眠健康指導士の角谷リョウ氏は説きます。
そんな角谷氏が提唱する、「夜型の人」が「朝型の人」に変わるために取り入れるべき3つのルーティンとは。
※本稿は、角谷氏の著書『超熟睡トレーニング: 15万人の“日本人”のデータを集め、睡眠改善をしてきた「上級睡眠健康指導士」だけが知っている』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
「朝型の人」と「夜型の人」はここが違う
朝、すっきり目覚めたいというのは多くの人が思っていることでしょう。寝起きがいいか悪いかは「朝型人間か夜型人間か」で決まると考えられています。
では朝型と夜型では、何が違うのでしょうか。その判別方法は、「体温」と「コルチゾール」というホルモンが上昇する時間帯にあります。
コルチゾールは起床前後でいちばんたくさん分泌されるホルモンで、血糖値維持や肝臓での糖新生促進などの作用があります。日中、活発に過ごすために使われるホルモンです。朝大量に分泌され、夕方に向かって分泌量が少なくなっていきます。朝型の人は早朝にコルチゾールが分泌されるので、目覚めたときにはすでに活動状態に入れる態勢が整っているというわけです。
これに対して夜型の人は、朝型の人に比べて2時間くらいあとになってからコルチゾール分泌が始まります。たとえば朝型で6時起床のAさんという人がいて、起き抜けから頭も体も動くとしましょう。一方で、Aさんの友人のBさんは夜型で、起床時刻はどうしても8時近くになってしまいます。
自分が朝弱いことにコンプレックスを抱いていたBさんは、あるとき一念発起して朝型人間になることを決意。Aさんを真似て6時起床を習慣にしようと考えました。ところがあえなく挫折。いったん6時に目覚めることはできるのですが、頭も働かず体も動かず、全く使いものになりません。
それもそのはず。AさんとBさんでは、そもそも活動ホルモンであるコルチゾールを最大分泌する時間が、2時間ずれているからです。
ゆえにAさんは朝6時に最大分泌に達しますが、Bさんの場合は長年の習慣で2時間遅れの朝8時となってしまいます。Bさんが理想の起床時刻とした朝6時は、まだ「コルチゾールの量は少ない状態=体が目覚める準備ができていない状態」ということになるのです。つまりAさんとBさんとでは、体内時計に2時間のズレがあるということになります。
体内時計は自分でコントロールできる!
この記事に関連するニュース
-
寝室の照明が「白っぽい」人は要注意…日本人から「良い睡眠」を奪っている"7つの元凶"
プレジデントオンライン / 2024年10月29日 18時15分
-
不眠はピラティスで解決!加齢による変化で「うつ」にも!?
ハルメク365 / 2024年10月12日 14時50分
-
50代からの不眠…改善のカギは「寝る前の1時間半の習慣」にあった!
ハルメク365 / 2024年10月11日 18時50分
-
「低血圧は朝が弱い」は大間違い…睡眠のプロ「起床直後に体と脳を"活動モード"にさせる3つの方法」
プレジデントオンライン / 2024年10月8日 15時15分
-
夜にどうしてもスマホやパソコンを見る必要があるならこの方法で…医師「質の良い睡眠を決める行動」
プレジデントオンライン / 2024年10月4日 15時15分
ランキング
-
1「夜型の人」が朝スッキリ目ざめるルーティン3つ 体内時計は自分で簡単にコントロールできる
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 9時50分
-
2【食べ過ぎ注意】バナナを食べ過ぎると「中性脂肪」上昇って本当? 管理栄養士に聞いた結果
オトナンサー / 2024年10月31日 8時10分
-
3“ヤバいバイト”が大量発生するコンビニ…「むしろ外国人のほうが戦力になる」採用担当の嘆き
日刊SPA! / 2024年10月31日 8時51分
-
4職場のBBQで肉を焼き続けた“女性契約社員”が知った真実「虚しくなって、ボロボロ泣いてしまいました」
日刊SPA! / 2024年10月31日 15時51分
-
5「お金が貯まる人」が使っている財布の特徴。確実に金運を上げるために選ぶべき色とは?
女子SPA! / 2024年10月31日 8時45分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください