男性の3人に1人が経験「ちょいもれ」を防ぐ方法 「尿トラブル」はその場しのぎの対策も有効
東洋経済オンライン / 2024年11月2日 18時0分
「尿トラブルの一番の解決策は、それを治すことです。でも、治療にはならなくても、とりあえずその場で対処できることもあります」。そう語る日本大学医学部泌尿器科学系泌尿器科学分野主任教授の髙橋悟氏は、同時に「根本的な解決にはならなくても、"今日のトラブル"が回避できることを知っているだけでも、気持ちが軽くなる」と指摘します。
本稿では、髙橋氏の著書『頻尿・尿もれ自力でできるリセット法』から、一部を抜粋・編集して、尿トラブルを「とりあえずやり過ごす」方法をご紹介します。
「夜間頻尿」を引き起こす3つの原因
寝ている最中に、何回もトイレに行きたくなる人は「夜間頻尿」です。夜間頻尿の3つの大きな原因は、夜の尿量が増える「夜間多尿」と、「加齢や過活動膀胱、前立腺肥大の影響」、そして「睡眠障害で眠りが浅くなること」です。
【イラストでわかる】男性の排尿後の「ちょいもれ」を防ぐ「ミルキング」とは
そのなかで最も多いのが夜間多尿で、原因として挙げられるのは、尿として排出されるべき水分が下半身にたまってしまうことです。「足がむくむ」という状態です。そんな場合は、以下の対策が役に立ちます。
①寝る前3時間は、水分を控える
水分はとってから3時間で尿になります。逆算すると、就寝3時間前までに飲食をやめ、寝る直前にトイレに行けば、睡眠中のトイレを減らすことができます。喉が渇くようであれば就寝前でも水を飲んでかまいませんが、そうでなければ就寝前3時間の水分は控えましょう。お酒は早めに切り上げて、量はほどほどに。寝る3時間前にはストップするといいでしょう。
②寝る直前は「とる」ではなく「出す」
寝る直前は、水分をとるのではなく、出すことを心がけてください。つまり、尿をしっかり出してから寝る、ということです。「夜、トイレに行ったら、出た分だけ水を飲みなさい」と言われたことがあるかもしれませんが、そんな必要はまったくありません。
寝る前に出したい「下半身にたまった水分」
夜中に何度もトイレに行く夜間頻尿の人は、ふくらはぎの筋肉が弱っているのかもしれません。加齢、運動不足、立ちっぱなし、座りっぱなしなどで「ふくらはぎのポンプ作用」が弱ると、重力で下半身に水分がたまってしまいます。そうなると、横になっている睡眠中に、下半身にたまった水分が上がってきて尿になるのです。
そういう人は、「足のむくみ」を取る、次の方法をお試しください。寝る3時間前までに行うのが効果的です。
この記事に関連するニュース
-
スマホを枕元に置いて寝てはいけない…睡眠の専門家が推奨する「スマホ離し」の3ステップ
プレジデントオンライン / 2024年11月3日 18時15分
-
80歳を超えても元気に働く"旅好き"医師の暮らし 朝時間の充実や夜間頻尿改善などで健やかに
東洋経済オンライン / 2024年10月28日 6時50分
-
「トイレがガマンできなくて、映画1本見られない!」49歳女性の症状をひどくさせていた、やりがちな「ある行動」とは?【更年期の頻尿】
OTONA SALONE / 2024年10月26日 11時46分
-
「トイレがガマンできなくて、映画1本見られない!」49歳女性の症状をひどくさせていた、やりがちな「ある行動」とは?【更年期の頻尿】
OTONA SALONE / 2024年10月26日 11時45分
-
たった6つ!意識するだけで尿漏れトラブル&頻尿と無縁になれる
ハルメク365 / 2024年10月25日 22時50分
ランキング
-
1一人暮らしの高齢者が増加!これだけは備えたい3つの費用とは
オールアバウト / 2024年11月4日 18時30分
-
2「外国人が店と間違えて家に…」 迷惑行為に京都市民憤り 観光地に「おすすめ」6割未満
産経ニュース / 2024年11月4日 16時30分
-
3老後の備え、できてますか?8割が「大きな不安」 貯蓄額100万円以下が4割、「0円」は5%
まいどなニュース / 2024年11月4日 20時30分
-
4「この裏切り者が!」“女性部下とのカンケイ”がバレて大暴れ!思わぬ来訪者に襲われた営業マンの末路
日刊SPA! / 2024年11月4日 15時53分
-
5えっ同じ人!? 自信がなかったアラフォーが激変した、アイメイクの簡単テクニック
女子SPA! / 2024年11月4日 15時46分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください