1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

「フロンクス」対「WR-V」インド生産SUV徹底比較 手頃な価格設定と扱いやすいサイズ感が魅力的

東洋経済オンライン / 2024年11月9日 9時20分

一方、WR-Vは、1.5LのNA(自然吸気)エンジンを搭載し、トランスミッションは無段変速のCVT。駆動方式は、4WDも選べるフロンクスと比べ、2WD(FF)のみとかなり割り切った設定だ。ただし、グレード設定は、フロンクスよりも豊富。フロンクスがワングレード展開なのに対し、WR-Vでは3タイプを設定。ベースグレードの「X」、17インチホイールなどを装備する中級グレードの「Z」、ルーフレールなどを備える最上級グレードの「Z+」を用意する。価格(税込み)は209万8800円~248万9300円で、全グレードを250万円以下に設定。フロンクスは、4WD車がやや高めだが、2WD車なら価格帯も近く、この点でも両モデルはかなり競合するといえる。

運転席・室内を比較

インテリアは、両モデルともにシックで高級感のある雰囲気を演出している。フロンクスは、ブラック&ボルドーの配色を基調とし、シートやアームレストにはレザー調表皮を採用する。

一方のWR-Vでは、ブラックを基調としたインテリアカラーとなる。シート生地は、ベースグレードのXがファブリック、より上級のZやZ+がプライスムース(合成皮革)とファブリックのコンビシートを採用する。

ほかにも両モデルでは、いずれも本革巻のステアリングホイールやシフトレバーなども設定。これらにより、全体的にラグジュアリーで落ち着いた雰囲気を醸し出している。

両モデルの室内サイズは、フロンクスが長さ1975mm×幅1425mm×高さ1200mm。対するWR-Vは、長さ1945~1955mm×幅1460mm×高さ1280mm。フロンクスのほうが長さはあるが、幅や高さではWR-Vのほうに余裕がある。とくに、セカンドシートの足元スペースは、フロンクスもかなり広いが、WR-Vはさらに余裕を感じる。後席でゆったりと快適に座れるという点では、ややWR-Vのほうが上かもしれない。

また、荷室容量も、WR-Vはセカンドシートを使用する5名乗車時で458Lを確保。21インチと25インチのスーツケースが2個ずつ載せられるほか、6:4分割式セカンドシートの背もたれを前に倒せば、27インチの自転車を積載することも可能だ。

一方のフロンクスは、荷室をさまざまなスタイルにアレンジできるラゲッジボードを採用。荷室を2段階に分割できるため、例えば、アウトドアで汚れた衣服などを下段、それ以外の荷物を上段に載せるなど、用途に応じた工夫ができる。ただし、荷室容量は、5名乗車時210L(ラゲッジボード撤去時で290L)とWR-Vの半分以下。WR-Vのように、27インチサイズの自転車などの積載も難しいだろう。より大型や多量の荷物を積載できるという点では、WR-Vに軍配が上がる。

シートポジションや乗った印象も違う

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください