「フロンクス」対「WR-V」インド生産SUV徹底比較 手頃な価格設定と扱いやすいサイズ感が魅力的
東洋経済オンライン / 2024年11月9日 9時20分
このように、価格が近いわりに、装備が充実しているフロンクス。ただし、フロンクスの場合、選択する仕様やボディカラーによっては、280万円を超える価格になるので注意したい。フロンクスの設定カラーは、モノトーン仕様車4色、ルーフがブラックとなる2トーンルーフ仕様車5色の全9色だ。
なかでも、モノトーンのアークティックホワイトパール塗装車は、税込み価格が3万3000円増し、2トーンルーフ仕様車は税込み5万5000円のアップとなる。さらにアークティックホワイトパールのボディ色で、ルーフ部がブラックとなる2トーンルーフ仕様車では、税込み価格8万8000円のアップとなる。そのため、例えば、アークティックホワイトパールの2トーンルーフ仕様車を選ぶと、税込み価格は2WD車で「254万1000円+8万8000円=262万9000円」、4WD車では「273万9000円+8万8000円=282万7000円」となるのだ。
一方、WR-Vのボディカラーはモノトーンのみの全5色を設定。こちらもイルミナスレッド・メタリックなど一部のカラーは価格増となるが、税込み価格は3万8500円のアップにとどめている。例えば、最上級グレードZ+の特別カラーを選んでも、税込み価格は「248万9300円+3万8500円=252万7800円」。装備などを抑えているぶん、最上級グレードでも比較的手頃な価格で買えることに魅力を感じる人は多いだろう。
装備と価格、どちらを優先するか
WR-Vの装備は、フロンクスと比べると充実度こそ劣るが、必要十分であることは確かだ。そのぶん、安く手に入るなら納得できるし、満足感も高い。例えば、子育て世代など、比較的クルマにお金をかけにくい若いユーザー層にはありがたいポイントだろう。
一方、フロンクスは、子どもが独立したシニア層など、よりクルマにお金をかけられ、充実の装備を求めるユーザー向きではないだろうか。また、フロンクスの場合、先述のとおり、6速ATとパドルシフトを駆使したスポーティな走りも魅力だ。若い頃にスポーツカーを乗りまわしていたような、昔からのクルマ好きなどからも支持を受けそうだ。
いずれにしろ、2024年に登場したインド生産の新型2モデルが、熾烈なシェア争いを展開するコンパクトSUV市場で、今後どのようなインパクトを与えるのかが興味深い。
平塚 直樹:ライター&エディター
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
受注1万台に到達! スズキの小型SUV「フロンクス」はコスパ良好?
マイナビニュース / 2024年11月1日 11時0分
-
全長4m切り! スズキ新型「小さな高級車」登場! 斬新「777テールライト」の流麗“クーペSUV”! 「オシャすぎる9色」設定の「新型フロンクス」 多彩なカラバリとは!
くるまのニュース / 2024年10月31日 11時30分
-
「N-BOXジョイ/デリカミニ」軽自動車ライバル比較 SUVスタイルでアウトドアも楽しめる2モデル
東洋経済オンライン / 2024年10月24日 7時50分
-
個性的と上質な走りを両立! スズキがコンパクトSUVの新型モデル「フロンクス」を発売
バイクのニュース / 2024年10月22日 15時10分
-
スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感
CORISM / 2024年10月16日 10時15分
ランキング
-
1「50代おひとりさま」の平均貯蓄額ってどれくらい?
オールアバウト / 2024年11月12日 11時30分
-
2運動嫌い必見!いつまでも歩ける体をキープするために今日から始めたい「簡単『ながら』習慣」
ハルメク365 / 2024年11月12日 21時0分
-
350代になったら要注意「足を守る」正しい歩き方 人間の足は50年で「耐用年数」を過ぎるという
東洋経済オンライン / 2024年11月13日 7時20分
-
4切り干し大根の栄養は生の大根の倍以上?切り干し大根のおいしい食べ方・レシピ
楽天レシピ デイリシャス / 2024年11月12日 9時0分
-
54年で1200万貯めた29歳「即やめるべき節約法」 極端な電気代節約、ポイント集めは意味がない〈再配信〉
東洋経済オンライン / 2024年11月12日 14時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください