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「7浪で一橋に合格」父と先生が放った強烈な一言【再配信】 一橋にこだわった理由、猛勉強した彼のその後

東洋経済オンライン / 2024年11月13日 14時0分

7年の浪人を通して念願の生活を手に入れた彼に、浪人をしてよかったことを聞くと「『知力は裏切らない』という成功体験を得たこと」との答えが返ってきました。

「私は人間関係で苦労しました。人間は無自覚のうちに裏切ってしまうことがあります。でも、知力は絶対に裏切りません。勉強をして得たものが今の仕事や自信につながっています」

大学受験で失敗をし続けた彼が、主体的に学び続けることで身につけた自己肯定感。それは今でも教壇で生かされています。

今まで持っていた中学社会・高校公民、中学・高校ドイツ語の教員免許に加え、一橋大学在学中にそれぞれ中学・高校の地歴、英語、数学の教員免許を取得した彼は、2校の掛け持ちをしながらさまざまな科目の勉強を教えているそうです。予備校の数学の模試の採点も頼まれるようで、大車輪の活躍をしています。

諦めない限り人生は変えられる

「私は生徒にいつも、高校までの勉強が社会的教養の大切な土台だと言っています。例えば、外国語を学ぶことでその言葉を使う人の考え方や暮らし方を学べると教えています。そうすることで視野が広くなり、感性が豊かになります。各教科それぞれの意義や大切さがあるので、勉強をするのは大事なのです」

諦めない限り、人生は変えられる。その不屈の精神で人生を切り拓いた彼の教えはきっと、魂と共に生徒の心に届くと思いました。

濱井 正吾:教育系ライター

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