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実は絶品「富士そばのカレーかつ丼」誕生の背景 ある意味珍メニュー?はこんなふうに生まれた

東洋経済オンライン / 2024年11月15日 8時50分

1966年「そば清」という店名で開業した名代 富士そば。実は根強いファンがいる、「カレーかつ丼」というメニューをご存知でしょうか?(筆者撮影)

外食チェーンに足を運ぶと、「定番ではないけど、ファンの多いメニュー」が少なからずあることに気づきます。店側はどんな思いで開発し、提供しているのでしょうか。

人気外食チェーン店の凄さを「いぶし銀メニュー」から見る連載。今回は「名代 富士そば」の「カレーかつ丼」を取り上げます。

飲食チェーンには「代名詞」「定番」というべきメニュー以外にも、知られざる企業努力・工夫を凝らされたものが数多く存在します。本連載では、そうした各チェーンで定番に隠れがちながら、根強い人気のある“いぶし銀”のようなメニューを紹介していきます。

【画像8枚】名代 富士そばの「カレーかつ丼」はこんな感じ

富士そばは「かつカレー」よりも「カレーかつ丼」推し?

今回のテーマは、都内を中心に首都圏で多く店舗を展開している名代 富士そばのカレーかつ丼です。

「かつカレー」や「かつ丼」を目にしたことはあれど「カレーかつ丼」というのは非常に珍しい響き。実は富士そばでは、かつ丼こそあるものの、かつカレーはほとんど販売していません。その代わり……かはわかりませんが、かつカレーより多い店舗数で販売しているのが、今回扱うカレーかつ丼です。

SNS上では「カレーとかつ丼を食べたいときに最適」「富士そばはカレーかつ丼一択」といったファンの声があがっています。さて、いったいカレーかつ丼とはどんなメニューなのか。実食してみましょう。

【画像8枚】「かつカレーでもかつ丼でもない、まさにカレーかつ丼」…。名代 富士そばの「カレーかつ丼」はこんな感じ

都内駅前で目にすることの多い、富士そば。今回は、中央線沿線・吉祥寺駅前の富士そばを訪問しました。

時刻は午前11時前、まだ昼時ではないこともあり、先客はまばらに数人ほど、男性のみ。

独特の盛り付け「カレーかつ丼」を実食

券売機でカレーかつ丼とそばのセットを購入し、店員さんに渡します。厨房のすぐ向かいの席に座り、卓上調味料を眺めながら待つこと、5分もかからずに提供されました。さすが、立ち食いをルーツに持つこともあり、非常にスピーディーです。

さて、到着したのがこちら。

カウンターから席まで持ってくる間にも、カレーの良い香りが鼻をくすぐります。

パッと見て思ったのが、通常のカレーライス(ないしかつカレー)ではカレー部分とライス部分がそれぞれゾーニングされているのに対し、このカレーかつ丼はそれがありません。

真ん中にかつの卵とじが鎮座し、その周囲を囲むようにカレーがかかっています。

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