医師が考案、歩くよりも体にいい「すごい足踏み」 「歩くのがしんどい」という悩みが増加している
東洋経済オンライン / 2024年11月20日 11時0分
寒さが増してくると外を出歩く回数が減り、運動不足気味になりがちです。そんな季節にぴったりの体操を開発したのが、足の専門医として4万足の足を治療してきた菊池守医師。イスに座ったまま簡単にできて、ウォーキングの代わりになるだけでなく、ウォーキングでは刺激できない筋肉も鍛えられるというすごい体操とは、いったいどんなものなのでしょうか。
※本稿は、菊池守医師の著書『1日3000歩 歩きたいのに歩けない人のための すごい足踏み』から、一部を抜粋・再編集してお届けします。
加齢により「歩くのがしんどい」という悩みが増加
「歩く」ことが健康の近道であることは、ご存じの方も多いと思います。
【イラスト】今日から実践! 歩くよりも健康にいい「すごい足踏み」
しかし、寒さが本格化する季節になると外を出歩くのがおっくうになるもの。また、寒い季節は関節の痛みが増し、歩くのがしんどい、階段の上り下りがつらいという人も増えます。
また、年齢とともに、足に痛みが出たり、疲れやすくなって、あまり歩かなくなった方も多いのではないでしょうか。
「今より若くて元気なころはもっとスタスタ歩けていた。近所の散歩も苦じゃなかったし休みの日はハイキングに出かけたこともある。それが、最近じゃ買い物に行くのもおっくうになった」
年齢を重ねるにつれて、こんな悩みが増えていくものです。
「歩く」ことは、あなたが思っている以上に健康に影響を与えています。歩くことで得られる健康効果の最大のカギは、筋肉と血流です。全身の筋肉の6〜7割が下半身に集まっています。しかも、それら下半身の筋肉には、サイズが大きいという特徴があります。
歩くことは、そうした下半身の筋肉を刺激・活性化・トレーニングし、全身の血流を改善することになります。だからこそ、健康の維持・増進効果が全身に波及していくのです。
血流がよくなるということは血液循環や代謝機能がよくなるということです。血液循環や代謝機能についてもう少しご説明しましょう。
まず、ある程度歩くと、誰にでも「体が温まる」「息が上がる」「軽く汗をかく」という変化が現れます。
これらはまさしく、歩いて下半身の大きな筋肉を積極的に動かしたことによって、全身の血液循環や代謝機能がよくなった証拠です。その一方、上半身にある小さい筋肉をいくら積極的に動かしても、体が温まったり、息が上がったりすることはほとんどありません。
小さい筋肉を刺激・活性化・トレーニングしても、健康の維持・増進効果は全身に波及しにくいのです。ですから、歩くことは、健康面で非常に効率のいい運動と言えるわけです。
この記事に関連するニュース
-
体力の衰えは40歳からではない!? 筋力低下防止の秘訣はある?
JIJICO / 2024年12月20日 7時30分
-
ふだんの「歩く」を関節痛対策に変える2つの方法 「痛くない、よく動く、長持ちする」関節を目指す
東洋経済オンライン / 2024年12月11日 7時0分
-
バキバキ肩コリは肩を揉んでも治らない…〈整体師直伝〉歪んだ体を自宅で整える「人気時代劇のポーズ」とは
プレジデントオンライン / 2024年12月8日 9時15分
-
「“痛いから湿布を貼って安静に”は間違い」冬のツラい“ひざ痛”は伸ばして治す
週刊女性PRIME / 2024年11月29日 8時0分
-
ひざ痛の元凶「軟骨のすり減り」は50歳から始まる 「関節の衰え」を補うために有効な筋トレ法
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 7時0分
ランキング
-
1「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
くるまのニュース / 2024年12月26日 11時10分
-
2トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
3【MEGA地震予測・2025最新版】「能登半島地震以上の大きな地震が起きる可能性」を指摘 北海道・青森、九州・四国、首都圏も要警戒ゾーン
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分
-
4「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
5「DV夫から逃げた妻」がその後20年近く苦しんだ訳 命がけで逃げた母と息子の「現在」
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 12時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください