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横浜の「センター北」「センター南」、両駅の違いは? 地下鉄ブルーラインとグリーンラインの乗換駅

東洋経済オンライン / 2024年11月21日 6時30分

横浜市営地下鉄センター北駅のロータリー。「モザイクモール港北」「ショッピングタウンあいたい」など商業施設が建ち並ぶ(筆者撮影)

横浜市都筑区に、センター北・センター南という名前の駅がある。両駅は隣り合っていて、どちらも横浜市営地下鉄の2つの路線、ブルーラインとグリーンラインの乗換駅になっている。

【写真18枚を見る】横浜市営地下鉄のセンター北駅とセンター南駅。どちらにもブルーラインとグリーンラインが乗り入れる。「北」と「南」という以外にいったい何が違うのか?

しかしながらこの周辺にくわしくない人は、駅名を見ただけではどんな場所なのか、ちょっと想像しにくいのではないだろうか。

駅名はどのように決まった?

なぜこのような駅名になったのか。それは2つの駅が港北ニュータウンにあることが関係している。横浜市交通局工務部施設課に聞いたところ、次のような説明だった。

「港北ニュータウン計画は、横浜市六大事業の1つとして1965年に当時の港北区と緑区にまたがる約2530haの地域に『乱開発の防止』『都市農業の確立』『市民参加のまちづくり』の3つの基礎理念を基に、計画人口30万人の理想的な街の実現を目指すことを目的として発表されたものです」

【写真】横浜市営地下鉄のセンター北駅とセンター南駅。ブルーラインとグリーンラインはどちらの駅でも乗り換えができる。最近沿線にできた新たなスポットとは?(18枚)

六大事業の残りの5つは、都心部強化事業、金沢地先埋立事業、高速鉄道(地下鉄)建設事業、高速道路網建設事業、横浜ベイブリッジ建設事業となっていた。

港北ニュータウンのうち1317haは、住宅・都市整備公団(現在の都市再生機構)による土地区画整理事業により計画人口を22万人とし、地域のほぼ中央を西から東に流れる早渕川の流域を境に、北側が第一地区、南側が第二地区とされた。早渕川流域は以前から農業などが営まれていたので、このような区分になったようだ。

ニュータウン内に地下鉄を走らせることは当初から織り込み済みで「通勤・通学の交通利便性の確保を図ること、港北ニュータウン地区における鉄道による均等なサービスを図ること、副都心である港北ニュータウンの広域拠点性を高めること、などの条件を満たすため、鉄道駅を中心に計画的に鉄道敷を確保し、土地利用と街づくりがなされることとなった」(交通局工務部施設課)という。

地下鉄中心のまちづくり

まちびらきは第二地区のほうが早く、1983年に入居を開始した。やや遅れて1990年に第一地区もまちびらきした。このうち第二地区の北端中央と第一地区の南端中央はタウンセンター地区と位置付けられた。

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