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今さら聞けない50・60代からの「新NISA」のキホン 投資で効率よくお金を増やすための心強い制度

東洋経済オンライン / 2024年11月22日 8時10分

50代・60代は最も資産形成に適した年代です(写真:metamorworks/PIXTA)

政府は「貯蓄から投資へ」を推進し、金融教育にも力を入れています。一方、現在の50代・60代は「お金は汗水垂らして働いて得るもの」「投資でお金を増やすのは抵抗がある」という価値観が根強い世代であるようにも思います。

近年の物価の上昇や、将来の年金給付額の減額見通しといった環境の変化に伴い、投資による資産形成の必要性は高まっています。このような流れを受け、投資の切り札として2024年1月から始まったのが、新NISAです。

これまで投資に無縁で過ごしてきた50代・60代の方にもわかりやすいように、新NISAの活用法とリスクについて『老後のお金の不安をなくす50代・60代からの新NISA』より、一部抜粋・編集してお伝えします。

50代・60代だからこそ新NISA!

50代・60代は最も資産形成に適した年代です。遅すぎると諦めず、今から投資をはじめましょう。

【図で見る】世帯主の年齢別にみた1世帯あたり平均貯蓄額

●50代・60代は貯蓄額が大幅増

「今から投資を始めるのは、年齢的に遅すぎるのでは?」

そう感じられる方も多いでしょう。しかし、実は50代・60代こそ、投資をはじめるチャンスです。

この年代は収入が多く見込め、ある程度自由なお金が増える時期です。

図を見ると、50代・60代は貯蓄額が大幅に増え、貯蓄額から借入額を引いた純貯蓄は、さらに顕著に増加しています(※外部配信先では図を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

●定年退職後も働いて、余裕資金を作れる

定年を過ぎても、働いて収入を得る方が増えています。また、健康寿命は、男性72.68歳、女性75.38歳ですので、70歳までは多くの方が元気に働くことができそうです。

まずは、60歳から70歳くらいまでは労働収入を得て、なるべく余裕資金を多く作ることが大切です。100歳まで生きると考えると、それだけでは不足する可能性が高いため、働くと同時に投資で増やす必要があります。

新NISAは、投資で効率よくお金を増やすための心強い制度ですので、活用できるようにしましょう。

今こそ「貯蓄から投資へ」

新NISAがはじまったことで、多くの方が「貯蓄から投資へ」を実践しはじめています。

●日本の家計に眠る、巨額の預貯金

2024年第1四半期を対象とした「資金循環統計」(日本銀行)によると、日本の家計が保有する現金と預貯金の残高は1100兆円を超え、家計の資産のうち約51%を占めています。一方、投資信託や株式などは20%程度です。

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