紅白「旧ジャニ出演なし」に騒ぐ人の"大きな誤解" 出演しない理由についての報道の多くがピント外れ
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 13時30分
毎年この時期に話題となる、NHK「紅白歌合戦」の出演者発表。今年は、旧ジャニーズ事務所からタレントマネジメントを引き継いだSTARTO ENTERTAINMENT(以後STARTO)の契約タレントが1人も出演しないことが、特に話題になっている。
【画像】Snow Manはダメなのに、“彼ら”が出るのは「ダブルスタンダード」?
10月20日にNHKスペシャル「ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像」が放映されて以降、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)とNHKの関係が悪化しており、紅白へのタレントの出演交渉が難航し、出演がなくなる可能性もある――という報道が目に付くようになっていた。
そして11月19日、NHKから出演者の発表があったが、報道に違わず、STARTO契約タレントの出演者はゼロであった。
しかしながら、「出演者なし」を伝える大半のメディアの報道内容はピント外れに見える。STARTOのタレントが出演しない理由は、多くの報道とは別のところにあると考えられるからだ。
「STARTO」と「SMILE-UP.」は別もの
おかしな報道がなされている背景には、メディアが旧ジャニーズ事務所で、故ジャニー喜多川氏被害者への補償業務を行っているSMILE-UP.と、同社からタレントマネジメント業務を引き継いだSTARTOの区別がついていない、あるいは、両社が同一のものとミスリードしようとしている点にある。
少しばかりややこしいので、簡単に整理しておきたい。ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、ジャニーズ事務所は2023年10月に社名をSMILE-UP.へと変更し、被害者への補償業務に特化することを発表。
さらに、2023年10月にはSTARTOが新たに立ち上がり、旧ジャニーズ事務所に所属するタレントのマネジメント業務はこちらが引き受けることとなった。
一方、NHKはジャニーズ事務所所属タレントとの新規起用を終了、これまで多数ジャニーズタレントを起用してきた紅白歌合戦への出演もなくなった。2024年度4月の改変では、STARTOのタレントが出演する8番組を終了、以後、所属タレントの出演はゼロとなっている。
NHKが起用再開を発表したのは、今年の10月16日だが、民放各局に遅れての起用決定だった。NHK側は否定しているが、このタイミングでの起用の決定は、紅白歌合戦への出演を想定してのことではないか――と各メディアは報道している。
「Nスペ」の“問題の放送”は紅白出演に影響しない
この記事に関連するニュース
-
二宮和也の朝ドラ出演も“布石”か、嵐「2025年を真の25周年に」ファンに感謝込めた“2大計画”
週刊女性PRIME / 2024年12月10日 21時0分
-
旧ジャニーズ激怒し紅白出場を“固辞”…Nスペ「ジャニー喜多川特集」放送後に起こっていること(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月8日 9時26分
-
紅白出演をソデにした旧ジャニーズ痛恨の“判断ミス”…NHKに出たい若手タレントが大量退所危機
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月7日 9時26分
-
2年連続“旧ジャニーズが出ない”紅白歌合戦。ファンは「出なくてもいい番組」だと思っていた
日刊SPA! / 2024年11月30日 8時54分
-
今年の紅白歌合戦も出場ナシ…NHK×旧ジャニーズの今後は「出演交渉の主導権」をどちらが握るかだ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 9時26分
ランキング
-
1今年流行った「大人の学び」が明らかに! 2025年に"注目すべきスキル"とは?
マイナビニュース / 2024年12月26日 17時3分
-
2【10年に一度レベルの年末寒波】エアコン暖房の無駄を防ぐ部屋づくりのポイントは? - 節電の基本をダイキンが解説
マイナビニュース / 2024年12月26日 9時31分
-
3トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
4「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
5【MEGA地震予測・2025最新版】「能登半島地震以上の大きな地震が起きる可能性」を指摘 北海道・青森、九州・四国、首都圏も要警戒ゾーン
NEWSポストセブン / 2024年12月26日 11時15分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください