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51歳男性が僅か3カ月で「奇跡の結婚」した驚く経緯 49歳の妻が見せた一世一代の決断力

東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分

「奇跡のマッチング」果たしたアラフィフ夫婦の現実とは?(イラスト:堀江篤史)

<夫は同世代では珍しいくらい素直で優しい人。こんな人が独身で残っていてくれたのは奇跡です。今のテクノロジー(AIやZoom)がなければ、出会うことができない人でした>

今年6月、本連載の出演申し込みフォームにこんなメッセージが入った。送り主は、外資系企業で働きながら神奈川県内に4LDKのマンションを購入したという伊集院恵美さん(仮名、49歳)だ。昨年9月に2歳年上の健一さん(仮名、51歳)と結婚してからも同じ家に住み続けている。

20代の頃から「結婚はすぐできる」と思っていた

「いつかパートナーと住みたいと思ってローンを組んだんです。両親のどちらかが亡くなったら親とも一緒に住むかもしれないので、狭さが原因で不仲にならないように広めの家にしました。弟は結婚していて子どももいますが、お嫁さんがうちの親と不仲なので頼りになりません。でも、返済計画などは適当に考えていました。もし私が早めに死んだら返しようがないので踏み倒せばいいと思っていたからです。今は夫が指針を作ってくれて、私が60歳になるまでに完済するのが目標になっています」

計画性があるのかないのか、細心なのか大胆なのかよくわからない恵美さん。20代の頃から「結婚はすぐにできるはず」と思っていたと明かす。実家暮らしをしながら、合コンなどで知り合った男性と付き合ったことは何度かある。しかし、結婚には至らずに別れることを繰り返して歳月が流れた。専業主婦の母親のようにはなりたくない、という気持ちが強かったと原因を自己分析する。

「母は友だちと食事に行ったり服を買ったりするのも父の許可を得ています。家族に尽くして終わるような人生です。私も男性にいろいろやってあげてしまうタイプで、以前に付き合った人とも旅行の計画はすべて私が立てたのに、旅先でトラブルが起きたときに協力してもらえませんでした。父のような男性と結婚したら、自分の首を絞めるようなことになるだろうなと思っていたんです」

では、どんな人とどのような生活をしたいのか。イメージができないままに40代半ばを過ぎ、大手結婚相談所に入会したのは47歳のときだった。

「2歳年上の友人がその相談所で結婚できたのですすめてくれました。アプリなどでは若い人に負けてしまいますから。相手をスクリーニングしたうえで出会うためにはサービスにお金を払う必要があると思いました」

強気の婚活を続けた結果、健一さんとマッチング

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