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51歳男性が僅か3カ月で「奇跡の結婚」した驚く経緯 49歳の妻が見せた一世一代の決断力

東洋経済オンライン / 2024年11月24日 12時0分

恵美さんは外資系企業の正社員だが高給取りではない。相手に求める条件は、自分よりは年収が上で年齢は上下5歳違いまで、首都圏在住の大卒者で太っていないこと、などだ。さらに、男尊女卑傾向のある男性はお断りで、穏やかで優しくて会話が弾む人がいい。

40代後半女性としては「高望み」と言われかねない条件だが、恵美さんは「AIマッチング」によって毎月最大5名の男性を紹介してもらい、そのいずれも条件的には的外れではなかったと証言する。テクノロジーの発展を絶賛したくもなるだろう。

一方で、アドバイザーというアナログな存在も大きかったと振り返る。担当してくれたのは「キレイでたおやかな雰囲気の前向きな年上女性」で、体調不良で休会せざるをなかったときも会費がかからないように配慮してくれて、困ったことは何でも相談できたという。

「そのアドバイザーさんのおかげで結婚生活のイメージをしやすくなり、3人ほど男性を紹介してもらえました。もう一回会いたいとは思えませんでしたけど」

体調を壊しながらも強気の婚活を続けた恵美さん。入会から1年半後に、やはりAIマッチングによって健一さんと知り合うことができた。

「条件はすべてクリアしているし、優しそうな笑顔のプロフィール写真にも惹かれました。一緒に笑っている生活がイメージできたんです。そして、スキューバダイビングの経験があってスポーツジム通いが趣味で将来的に登山を趣味にしたい、と書いてありました。私とピッタリ同じです!」

結婚相談所内のシステムでチャットをして、健一さんの「自然な感じの文章」がいいなと思って話し足りなくなった恵美さん。すぐにZoomに切り替えたが既定の40分間では足りない。

「私が株式投資をしていることにドン引きしたりせず、むしろ食いついてきてくれたこともすごく嬉しかったです。私は以前に証券会社に勤めていたので投資は好きですし、今でも勉強しています」

恋愛は20年近くのブランクがあった健一さん

この取材には健一さんも同席してくれている。穏やかそうで清潔感もある会社員男性で、なぜアラフィフになるまで独身だったのか疑問に思うほどだ。健一さんによれば、自分が20歳のときに両親がお金のことでもめて離婚をして結婚に対していいイメージを持てなかったという。

「それでも20代の頃は女性と付き合ったこともありました。でも、30代になるとシステムエンジニアの仕事がさらに忙しくなって、職場に泊まり込んだり。結婚はもうダメなのかなと思っていました」

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