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血管の若返りや免疫力UPも「みそ汁」のスゴイ効果 肝臓専門医が解説「具材に何を入れるかがミソ」

東洋経済オンライン / 2024年11月30日 7時0分

みそ汁には、肝臓や体の健康にとってうれしい働きがたくさんあります(写真:ささざわ/PIXTA)

みそ汁で“やせスイッチ”がONになる!

肝臓は代謝を司る臓器です。代謝とは、食事から取り入れた栄養をエネルギーに変換し、体内で燃やす働きのこと。肝機能が低下すると代謝が促されず、栄養は脂肪としてどんどん蓄積されていきます。「最近やせにくくなった」「食べたぶんだけ太る」と感じる人は、肝機能が落ちている可能性が高いのです。

肝臓専門医、栗原毅医師が監修した『肝臓から脂肪を一掃! 医者が飲むやせみそ汁 - 肥満・糖尿病・動脈硬化から便秘まで、丸ごと解決!』から、一部抜粋してお届けします。

ビタミンB群の力でデトックス効果!

みそ汁には、ダイエットのほかにも肝臓や体の健康にとってうれしい働きがたくさんあります。

【イラストで見る】「腸が整う=肝臓の代謝促進」のしくみをわかりやすく解説

例えば、みそに含まれるビタミンB群は、エネルギー代謝の補酵素と呼ばれ、代謝をスムーズに行う潤滑油のような働きを担っています。

ビタミンB群のうち、ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は脂質、ビタミンB6はタンパク質の代謝にそれぞれ関わっており、これらが不足していると、いくらエネルギー源となる栄養素を摂取しても、代謝がうまく行われず体はエネルギー不足の状態に……。

その結果、疲れやすくなったり、つねにだるさを感じたり、免疫力が低下して風邪やウイルスにかかりやすくなってしまいます。

重症になると、手足のしびれやふらつき、記憶障害など、深刻なトラブルに発展してしまうこともあります。

さらに、エネルギーに変換できなかった糖質や脂質は脂肪として体に蓄えられてしまうので、脂肪肝の予防という面でも、ビタミンB群の摂取はとても重要といえるでしょう。

また、お酒を飲むと、アルコールはアセトアルデヒドという有毒な物質に分解されたあと、さらに体に無害な酢酸という物質に分解されます。アセトアルデヒドが分解される際には2型アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)という酵素が働きます。この酵素が足りなくなったときに分解・解毒を手伝ってくれるのがビタミンB1です。

ビタミンB1はアルコールを分解・解毒するのを助け、尿としてすばやく排出してくれるので、二日酔いの予防にも効果的。

さらに、ビタミンB2やB6は水分の代謝を活発にし、むくみを予防してくれます。お酒を飲んだ翌朝のむくみがちなときや、水分代謝が悪くむくみやすい人なども、ビタミンB群の摂取がおすすめです。

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