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Mー1王者も恐れる、漫才で「滑った」ときのあの感覚 ノンスタ石田×ギャロップ林の同期対談が実現

東洋経済オンライン / 2024年12月21日 8時5分

林:それ、飛んだんじゃなくて、大間違いや。

石田:まだ行ってへんのに、「もう帰ってきてしまった」状態で、そこからネタを続けなあかん。もう井上は帰ってきてるから、このままだと終わってしまう。だから、そこからアドリブで伸ばしてるんやけど、井上がずっと「何、伸ばしてんねん」みたいな顔してんねん。

もう本人はネタが飛んだことにすら気づいてないねん。

林:なるほどね。確かに、井上や毛利は気づいてないこと多いわ(笑)。

それでさ、2人で飲んだりすると、わけわからんバトルが起きるやん。「どっちの相方がきついか」バトルとか。焼き鳥屋でけんかしたことあるわ。「いや、絶対俺の相方のほうがヤバい」って。一番よくない酒やわ。

石田:一番よくないな。ただ、ずっと相方をこき下ろすだけのやつ。

「現役漫才師」でいるためのこだわり

林:でも、現役でテレビ番組で滑ったりしながら、NSC(吉本総合芸能学院)講師もしてるんやろ? それってめっちゃキツくない? 漫才の番組は生徒も見てるやん。「(滑った漫才を)この前見ました」とか言われるわけやろ。

石田:だから最近は、テレビで漫才するときはちゃんとしようと思う。

林:でも、力の入り具合でマイナスになることもあるやん。それを言い訳にもできへんしな。ようやるなあと思うよ。

石田:最近、「THE MANZAI」があったりして、スタンダードな漫才はやってきたし、若手にもうちょっと違うことを見せたい。「NON STYLEは現役でやってます」って思ってほしいから。

林:ちゃんと負荷かけて高得点を出す、みたいな感じやね。

石田:だから、今でもずっとネタは作り続けてる。林は今年、結構ネタ作った?

林:エバースを呼んでツーマンでイベントやったときに……ちゃうわ、ガクテンソクのゲストがあったから、それで令和ロマンが……。

石田:今、何の話をしてんねん! まじでおっさんすぎるやろ!

1番から9番まで理想的な打線を作りたいけど…

林:今年は単独ライブはしてなくて、イベントで作ったネタが5本くらいってこと。今も生き残ってるネタが2本かな。それ以外に新しく作ろうってしてるネタが何本かある感じ。

俺らはテレビでグーンって売れるタイプじゃないから、ネタ番組でちゃんと再認識してもらいたい。だから、同じネタはとにかくやらないようにして、一番強いネタをどの番組でやるかを考えてる。

石田:でも、寄席はスタンダードなネタのほうが受けやすいやん。そういうスタンダードなネタをやりながらも、攻めたネタも作ってるん?

林:攻めているとはちょっと違うけど、しゃべくりじゃないネタは作ったりする。

野球でいうと、ほんまは1番バッターから9番バッターまで理想的な打線を作りたいけど、7人だと野球はできへんから「しゃべくりじゃないけど、これは8番に入れさせてもらいます」みたいな感じ。

「こんなネタもあるんやな」「コント漫才全否定派ではないんやな」と思ってもらえたらというので、そういうネタを作ってる。でも、全編コントにするつもりはない。

石田:それは林の中のこだわりやな。俺も含め、なんやかんやでみんなポリシーを持つようになるよな。

石田 明:お笑いコンビ「NON STYLE」のボケ、ネタ作り担当

林 健:コンビ・ギャロップ

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