マツダが力を入れる「模擬ジムカーナ」とは何か? 車の「操る楽しさ」不安なく体験できる場を
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 9時30分
冬晴の筑波サーキット(茨城県下妻市)に、およそ60台の参加車が集まった。サーキットといっても、場所はレーシングコースではなく、最終コーナーの奥側に位置するジムカーナ場だ。
【写真で見る】マツダのイベント、もっとも台数が多かったのは?
マツダが主催する、「マツダ・スピリット・レーシング ジムカーナ エクスペリエンス 第5戦」である。冠にマツダとついてはいるが、参加車は「ロードスター」などのマツダ車だけではなく、多種多様だ。
ホンダ「S660」、スバル「インプレッサ」、トヨタ「スープラ」、三菱「アウトランダーPHEV」、スズキ「アルトワークス」、そしてBYD「ATTO 3」と、スポーツカーに限らない。
参加クラスも7つに分かれており、さらに今回は4人のメディア関係者が特別に参加して、イベントの体験取材を行った。
とはいっても、「ジムカーナとは?」と思う人も、最近は少なくないかもしれない。まずはジムカーナについて解説しよう。
草の根モータースポーツの代表格
ジムカーナは、モータースポーツの種類のひとつで、JAF(日本自動車連盟)では、次のように説明している。
「ジムカーナは、舗装路面に設定されたコースを、競技車両が1台ずつ走行するタイムトライアル。入門者からベテランまで、これまで多くのドライバーを魅了してきた、国内Bライセンスで出場できるグラスルーツ(草の根)モータースポーツの代表格」
この場合、JAFの正式競技としての見解であり、競技ライセンスの取得が義務付けられている。
今回、取材した「マツダ・スピリット・レーシング ジムカーナ エクスペリエンス」の場合、マツダによる独自イベントであるため、競技ライセンスは必要ない。
そのうえで、参加規定を「普通自動車の免許所持」「長袖・長ズボンでヘルメットとグローブを着用」「車両はマツダ車以外でも可能」、そして「車両は自家用自動車として登録され、有効なナンバープレートが付いていること」などとしている。
要するに、ユーザーが普段使っているクルマで気軽に参加できる、「模擬ジムカーナ」という形式になっているわけだ。
では、なぜマツダは今、ジムカーナに注力するのだろうか。
モータースポーツをより身近で気軽に
マツダは、1960年代から国内外でモータースポーツに参加してきた。当初は、本社直轄のいわゆるワークス活動であったが、マツダ販売店などを主体とする運営体系に変わっていったという経緯がある。それが2020年代に入り、大きく変化した。
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