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「ゴミ屋敷になった実家に帰省」片付け決意の顛末 「生前整理」をするか否か、それぞれの選択を追った

東洋経済オンライン / 2024年12月30日 11時0分

「生前整理をしない」という選択をした意味

亡くなってからバタバタするのではなく、生きているうちに生前整理をしておいたほうがいい理由もわかる。それができなかったゆえに、長男は1年間の家賃を払い続けた揚げ句、最終的には業者にお金を払って片付けをすることになった。「お金と時間の無駄」という声もあるかもしれないが、長男に後悔はなかった。

「母の死亡届を出したとき、お役所仕事なので仕方のないことなんですが、紙に“×”をつけて終わりだったんですね。そのときに無情を感じたというか、人が亡くなるってこういうものなんだって。もし、母が亡くなった翌月に業者を呼んでいたとしたら、心にポカンと穴が空いたような気持ちになっていたかもしれません」

作業は9人のスタッフで行われ、ものの4~5時間で母が住んだ家は空っぽになった。しかし、長男の表情は晴れやかだった。それは、「生前整理をしない」という選択と、1年という「片付けない」期間があったからこそである。

【写真】「築150年のお屋敷にあった謎の隠し扉」「1200袋の大量ゴミ」…広すぎるゴミ屋敷がスッキリ綺麗になった!【ビフォーアフターを見る】(37枚)

國友 公司:ルポライター

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