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「シエンタ」と「フリード」買うならどっち? 人気のコンパクトミニバンの違いを徹底比較

東洋経済オンライン / 2024年12月30日 10時0分

ホンダ「フリード クロスター」のリアビュー(写真:本田技研工業)

ファミリー層を中心に根強い人気を誇るコンパクトミニバン市場。なかでも長年ライバル関係にあるのが、ホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」だ。

【写真で見る】大人気&定番のコンパクトミニバン、トヨタ「シエンタ」対ホンダ「フリード」の違いを画像で詳しく確認する(99枚)

とくにフリードは、2024年6月に3代目となる新型が発売されたばかり。大きな注目を集めているとともに、なかなか好調な売れ行きもみせている。一方、2024年5月20日に一部改良を受けた現行モデルのシエンタも、新車販売台数でつねにトップ5圏内に入る堅調ぶりで、2モデルのシェア争いはますます激化しそうな様相だ。

ここでは、そんな新型フリードとシエンタを比較し、それぞれの特徴や優位性などを検証してみる。

【写真】大人気&定番のコンパクトミニバン、トヨタ「シエンタ」対ホンダ「フリード」の違いを画像で詳しく確認する(99枚)

シエンタとフリード、対決の歴史

日本の道路事情にマッチした誰にでも運転しやすいコンパクトな車体や、最大7人乗りが可能な3列シートを備えるなど、ファミリー層を中心に大きな支持を受けているのがシエンタとフリードの2車種だ。

初代シエンタは2003年に登場。それまでのファミリー向けミニバンといえば、トヨタ「エスティマ」やホンダ「オデッセイ」「ステップ ワゴン」、日産「エルグランド」といった中・大型車が主力だった。ところが初代シエンタの大ヒットにより、一躍注目されたのがコンパクトサイズのミニバンだといえる。

2008年には、フリードの初代モデルも登場し、2モデルは国内のミニバン市場を牽引。現在では、トヨタ「ノア」「ヴォクシー」、日産「セレナ」、現行ステップワゴンなど、ミドルサイズ車と同等か、それらを上まわる新車販売台数を記録するほどまでに成長している。

フリードのプロフィールとラインナップ

シエンタと人気を二分し、今や「ホンダの登録車で最も売れ筋」といわれるまでになったフリード。その3代目となる新型は、シンプルで上質な外観の「フリード エアー(FREED AIR)」と、タフな外観でアウトドアにもマッチする「フリード クロスター(FREED CROSSTAR)」という2タイプを用意する。設定する乗車定員/シートは、2代目でも好評だった「6人乗り・3列シート車」をフリード エアーとフリード クロスターの両方に揃える。2列目に2名乗車の「キャプテンシート」を採用したタイプだ。

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