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「シエンタ」と「フリード」買うならどっち? 人気のコンパクトミニバンの違いを徹底比較

東洋経済オンライン / 2024年12月30日 10時0分

ただし、前述のとおり、シエンタはグレードによる装備の差が大きい。とくに、「X」グレードは、安いぶん標準ではなく、オプション設定の装備が多かったり、そもそもオプション設定すらない機能などもあったりする。そう考えると、シエンタの場合、さまざまな機能が標準で付いている最上級の「Z」グレードを選んだほうが、結果的にお得かもしれない。例えば、シエンタの「Z」グレードでハイブリッド2WDを選ぶ場合、7人乗り・3列シート車が303万6600円、5人乗り・2列シート車が299万6600円だ。

対するフリードのハイブリッド2WDでは、7人乗り・3列シート車がエアーの309万1000円、5人乗り・2列シート車がクロスターの316万2500円となる。とくに5人乗り・2列シート車を選ぶ場合、シエンタのほうが16万円以上安くなる。もちろん、外観などのデザインは好みがわかれるところだろうが、とにかく価格優先である人ならシエンタは魅力的だ。

だが、やはりフリードの場合は、シエンタに設定がない6人乗り・3列シート車を選べる点が魅力だろう。例えば、ハイブリッド2WDの6人乗り・3列シート車は、エアーが285万7800円~304万7000円、クロスターは320万6500円だ。とくに、フリード エアーであれば、シエンタのハイブリッド2WDの7人乗り・3列シート車と価格面でもあまり差がないため、十分に比較対象となるはずだ。

注目度アップでフリードはシエンタに勝てるか

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表したデータによれば、2023年度(2023年4月~2024年3月)における新車販売台数ランキングは、先代のフリードが7万4681台で全体の10位。対するシエンタは12万2706台で全体の3位だ。その後、2024年6月に新型が発売されてからは、フリードは毎月8000台~9000台の新車販売台数を維持し、いずれも前年比を上まわる数字を記録。対するシエンタも、1カ月あたり9000台~1万台を記録し、毎月格差でフリードを上まわっているが、両モデルが再び熾烈なシェア争いを展開していることは確かだ。

コンパクトミニバン市場で、まさに強烈なライバル関係にある両モデル。とくに、フリードは、2024年度の日本・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなどで、注目度もさらに上がっている。そんな状況下で、一騎打ちの様相をみせている両モデルの覇権争いについて、最終的にどちらに軍配が上がるのかが今後気になるところだ。

平塚 直樹:ライター&エディター

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