「疲労回復能力」はトレーニングで向上させられる ふくらはぎの固さチェックが最初のポイント
東洋経済オンライン / 2025年1月1日 18時0分
運動後に疲れやすく、その疲れがなかなか取れないと感じていませんか? スポーツトレーナーで理学療法士の中野崇さんによると、「疲れにくさや疲労からの回復力は、体質によるものだけではなく、トレーニングによって高めることができます」とのこと。中野さんが、多くのプロアスリートたちを指導する際に実際に行っている「リカバリートレーニング」について解説してもらいます。
※本稿は『最強の回復能力 プロが実践するリカバリースキルの高め方』から一部抜粋・再構成したものです。
「疲労回復能力」はれっきとしたスキルの一つ
疲れていては、本来持っているパフォーマンスを十分に発揮できない。このことはスポーツ選手に限らず、多くの人が実感しています。
同じ運動量(疲労行為)を行っているにもかかわらず、なかなか疲労が抜けない人と、すぐに疲労が抜ける人がいます。その違いはいったいどこにあるのでしょう? その答えこそが、「疲労回復能力」です。
本来、「疲れにくさ」や「疲労からの回復力」は、運動神経や身体能力などと同じように、その人の体質や生まれながらの能力によるものと考えられていました。
しかし、「疲労回復能力」はれっきとしたスキルの一つ。実はトレーニングによって、誰でも、意図的に、高めることができる能力なのです。
そもそもみなさんは、「疲労の回復」についてどんなイメージを持っていますか?
・アミノ酸などの機能性食品やタンパク質をとる
・アイシングをする
・しっかり睡眠をとる
・ヒーリング系の音楽を流しながら、ゆったりとマッサージをする
・ヨガをしたり、静的ストレッチをしたりする
・アロマを焚たいて、瞑想をする(呼吸に意識を向ける)
・軽いジョギングやバイクなどの有酸素運動を行う
……などが挙げられるでしょうか。
実はここに大きな落とし穴があります。これらは疲労回復「行為」ではあっても、疲労回復の能力を高めることとはまったく別物だからです。
マッサージやアイシング、睡眠やサプリメント……いずれも疲労を回復する作用が期待できますが、その効果は限定的です。心地よいマッサージを受けたり、高価なサプリメントを摂取したりすると、そのときは疲れがとれるかもしれませんが、疲労を回復する能力そのものは向上しませんよね?
一方、体内で疲労を素早く処理し、回復できるのならば、それはその人自身に「疲労回復能力」が備わっているということです。そしてその、疲労回復能力=リカバリースキルを高めることができるのが、「リカバリートレーニング」です。
もっとも実感しやすい「筋肉の疲労」
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