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「今いる職場」でやりがいを見つける簡単なコツ 「職種」という枠が狭めてしまう自分の可能性

東洋経済オンライン / 2025年1月2日 16時0分

仕事における「本当にやりたいこと」の見つけ方を解説します(写真:takeuchi masato/PIXTA)

就職も転職も比較的簡単にできるようになり、様々な選択肢に満たされる時代になっているからこそ、職場が「働く喜びを見出せる場所であるかどうか」が重要だと、株式会社ユニークピース代表取締役社長の池本博則氏は指摘します。

そんな池本氏が考える「本当にやりたいこと」の見つけ方を、同氏の著書『Unique Piece あなたの価値の育てかた』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

価値は誰の中にもあり、何歳からでも育っていく

私は、仕事で沢山の求職者にお会いしますが、よく「やりたいことがわからない」という悩みを持っている人に出会います。そのため、好きなことなんて仕事にできないと思ってしまったり、自分のことをなんとなく「価値がない」と思い込んだりしてしまう人もいます。

では、自分の価値は、いったいどのように見つけていけばいいのでしょうか。これについて私は、新しいなにかをやってみたり、前に進むことに挑戦したりするのを、自分で選択することがとても大事だと考えています。

今までの自分のキャリアを基に、「このくらいでいいかも」「このくらいならできるだろう」ということばかりをするのではなく、未知なる自分の可能性を開いていく姿勢が必要なのです。

例えば、今なにも資格を持っていなかったとしても、何歳からでも資格を取ることは可能です。そもそも資格が必要でない仕事も世の中には沢山ありますし、どんな人にだってやりたいことをする権利があります。

極端なことをいうようですが、私が明日から歌手になろうと思ったら、それは相当な努力が必要でしょう。でも私は、「頑張ればできるかもしれない」と考えるタイプです。

もちろん、第一線で活躍する歌手になるのは厳しいかもしれません。ですが、本当にやろうと思うのであれば、小さなライブを開いたり、ミニアルバムを出したりすることは、きっとできるはずです。

それはやはり、全く新しいことに挑戦する「価値」が自分にはあると信じているからです。この自分の可能性を信じる気持ちが大切です。

そうして実際に行動することで、貴重な「経験」が蓄積されていきます。経験が蓄積されていけば、それに応じてスキルも身についていきます。だからこそ、「やりたいこと」があるなら、まずやってみることが重要なのです。

そもそも「やりたいこと」がわからない

では、そもそも「やりたいこと」や「好きなこと」がわからない時はどうすればいいのでしょうか? そんな時は、1つでも、今の仕事を通して「楽しい」と思える瞬間や、「この場所にいて嬉しい」と思う瞬間に気づき、そんな「場所」を自分で探していくことがとても大事だと思います。

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