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「地元1位→桜蔭」浪人で変化した彼女の価値観 勉強できることに価値があると思っていたが…

東洋経済オンライン / 2025年1月5日 7時30分

もし受験がうまくいかなくても、歯学部に残って勉強を頑張れたと思います。失敗した経験があるからこそ、失敗を過剰に恐れなくなったのがよかったですね」

また、自分自身が浪人して変わったこととしては、「精神面で不安定にならなくなったこと」に加えて、「学習した内容を整理する時間がとれて学力が伸びたこと」という学習面・学力面の成長と答えてくれました。

「浪人の1年で、学習した内容を自分の中で整理する時間がちゃんと取れたことは大きかったです。現役のときは毎週演習をこなして、そのミスを直す作業をしているうちに時間がなくなってしまいました。でも、浪人の期間でゆっくり時間を取れたおかげで、自分がどう成長できるのかまでを考えたり、問題の根本から理解することができたのでとてもよい1年だったと思います」

アイドルサークルでも活動

現在、ゆゆきちさんは早稲田大学のアイドルコピーダンスサークル「ももキュン☆」に所属し、人前に立ってパフォーマンスをする活動に没頭しています。

「人前に立つことがあまりない人生だったので、新しい挑戦をしてみようと思ったんです。元々アイドルが好きだったので、パフォーマンスサークルを調べて入ったのですが、今はとても充実しています。

医師を目指すことと同様、私の現在の行動原理は『誰かを幸せにしたい』なので、見ていただける人を絶対に幸せにできるようなパフォーマンスをしていきたいと思います」

1年の浪人で人間的に一回りも二回りも大きくなった彼女はきっと将来、多くの方に好かれ、信頼される医師になるのだろうと思いました。

ゆゆきちさんの浪人生活の教訓:受験の失敗は人生において、そんなに大きなものではない

濱井 正吾:教育系ライター

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