「感謝の気持ち」が足りない人に欠けている視点 人生を変える「感謝の3つのステージ」
東洋経済オンライン / 2025年1月10日 14時0分
世界中を訪れて「感謝の力」について理解を深めながら、日常生活を変える方法を伝えている感謝研究家・田代政貴氏が見つけた、人生を変える「感謝の3つのステージ」。その分類を知ると、感謝のメリットを受けやすくなるという。精神科医の樺沢紫苑氏との共著『感謝脳』から一部抜粋してお届けします。
感謝なくして、幸せでいられるはずがない。夢もかなうはずがない。
これまで数多くの人を「感謝」でつなげてきた私は、そう断言します。うまくいく人は、常に感謝し続けている人です。
常に感謝するためには、「当たり前の日常」が、感謝に溢れる日々にならなければいけません。なぜならば、私たちの⽣活は、「当たり前の⽇常」が⼤半を占めるからです。
通常私たちは、何か良いことがあったときに、「ありがとう」と⾔います。それは裏を返せば、何か良いことがなければ「ありがとう」と⾔わないということでもあります。
感謝は多ければ多いほどいいのですが、「ありがとう」と言えるタイミングを増やしていくには、さて、どうすればいいでしょう?
「ありがとう」が必ず見つかる魔法の質問
続いて質問です。
「今⽇のありがとうを3つ挙げるとすれば?」
そう聞かれて、すぐに答えられるでしょうか。読み進めるのを⽌めて、少し考えてみてください(どれだけ時間がかかっても⼤丈夫です!)。
いかがでしたか? すぐに浮かんだあなたは稀有な存在です! 素晴らしいです。すぐに浮かばなかったあなたも、⼤丈夫です! これから1分後、この後の文章を読んだ後には、すぐ浮かぶようになりますから。
先ほど質問されたとき、まずは「今⽇あった良かったこと探し」をしましたよね?
印象的な出来事が思い浮かばなければ、答えるのが難しいかもしれません。多くの⼈にとって、3つ挙げるのもなかなかハードルが⾼いものです。
普段、当たり前になっていることに注目
では、質問を変えてみましょう。
「普段、当たり前になっていることで、3つのありがとうを挙げてください」
今度はいかがでしょう。答えやすくなったのではないでしょうか。
そうです。普段、当たり前になっていることにフォーカスすると、3つどころか数えきれないほど、「ありがとう」が出てきませんか?
⽇常が「ありがとう」で溢れていると気づくことができる。そうすると特段、良いことが起きていなくても、感謝できるようになります。
その状態で、最初の質問に戻ります。
「今⽇のありがとうを3つ挙げるとすれば?」
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