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「感謝の気持ち」が足りない人に欠けている視点 人生を変える「感謝の3つのステージ」

東洋経済オンライン / 2025年1月10日 14時0分

当たり前のことに感謝できるのが第2ステージ。

特段何か良いことが起きているわけではなくても、当たり前になっていることに感謝できるかどうか? がポイントです。

たとえば、朝、起きることができて、体が動くこと。空気が吸えること。眠れたこと。

住む家があること。飲むことができるお水があること。食事をゆっくり美味しくいただけること。仕事があること。友人たちがいること。

などなど、当たり前の日常に感謝ができていますか?

外側からのものではなくて、「自分の内側から起こる感謝」とも言えます。

私たちの大半の時間は「当たり前の日常」です。それに感謝できたら幸せ体質になっていますよね。

3 逆境への感謝(何が起きても、ありがとう)

何が起きても感謝、逆境へも感謝。つまり、あらゆるものへの感謝、万物への感謝とも呼べる最終ステージです。

この第3ステージまで来た人、何が起きても、ありがとう! が言える人は感謝の達人であり、まさに無敵。そして同時に「感謝脳」の完成も意味します。

第2ステージとの大きな違いは、普通だったら困難だと言える状態にも感謝できるかどうか。たとえば病気や怪我、借金、苦手な人。そんな逆境やピンチにも感謝できるレベルです。一見、感謝できそうにないことでも、感謝しようとフォーカスすると、たくさんの気づきがあるものです。

私が見てきたところ、この第3ステージの体験を経て、第2ステージの「当たり前の日常への感謝」が深くなる方も多くいます。

「逆境への感謝」の例:大怪我を味⽅にしたJリーガーの弟

私の実の弟、⽥代有三は元サッカー⽇本代表の選⼿でした。しかし、⿅島アントラーズ⼊団1年⽬にして、前⼗字靭帯を切る怪我で試合に出られなくなりました。

サッカーなどスポーツ選手は実⼒、結果主義ですので、結果を出すことができなければ、すぐに解雇されてしまいます。

明らかに逆境に⽴たされた弟に、母が声をかけました。

「良かったね。怪我のときにしかできないことができるね」

感謝脳で、どのように逆境を乗り越え、逆境を⽣かしたのでしょうか?
⼿術後、リハビリ先の国⽴科学センターでは、さまざまなプロスポーツ選⼿がリハビリをしていました。そんな姿を見ながら弟は、こう決意したそうです。

「怪我の治療だけではなく、怪我前よりもフィジカルを上げてチームに戻る!」

そして施設の充実した環境を利用して、誰よりも全力でリハビリトレーニングに励むことにしたのです。

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