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正月疲れの人に試してほしい、名著が教える解消法 体調を「ばっちり整える」ための知識を伝授

東洋経済オンライン / 2025年1月11日 8時10分

体の調子を上げるための方法を解説します(写真:ABC/PIXTA)

年末年始で乱れた生活リズムをなかなか軌道修正できず、身体が重くて困っているという人も多いのではないでしょうか。では、体調を整えるためにはどうすればいいのか。現在約3800冊の本の要約を公開している「flier(フライヤー)」の中から、その知識を得るために役立つオススメの本5冊と体調を改善するノウハウの一部をご紹介します。

①年末年始で乱れた睡眠習慣を整える

「年末の忙しさから解放されてつい寝正月を過ごしてしまった」「忘年会や新年会が夜遅くまで続いてしまった」など、年末年始で睡眠リズムが不規則になってしまった人も多いのではないでしょうか。

そんな人にぜひ読んでほしいのが『今さら聞けない 睡眠の超基本』(柳沢正史(監修)/朝日新聞出版)です。

著名な睡眠学者である柳沢氏が、睡眠にまつわる基本的な情報から、読者の知的好奇心を満たしてくれる知識まで、図表やイラストを交えながら幅広く解説しています。

例えば、毎日の早起きがつらい主な原因は「睡眠不足」や「体内時計と生活スケジュールの不整合」なのだとか。

だからこそ、夜型の人は「夜過ごす空間を薄暗くする」「起床後にすぐ寝床から出てカーテンをあける」「朝食をとる」ことを習慣化してほしい、などのアドバイスが紹介されています。

②ストレス耐性を高める

ストレス社会を生きる私たちにとって、メンタルヘルス対策はとても重要です。メンタルヘルスを保つためには、ストレスの要因を取り除くとともに、その耐性を高めることが必要になってきます。

そこでオススメしたいのが『運動脳』(アンデシュ・ハンセン、御舩由美子(訳)/サンマーク出版)です。

ストレスにうまく対処するためには、コルチゾールというストレスホルモンが脳に与える影響を減らす必要があるのですが、本書では、運動を習慣づけることでコルチゾールの分泌が抑制されて、ストレスに対する抵抗力を高めることができると解説しています。

20~30分程度の有酸素運動を週に2~3回のペースで行うことで効果が得られるそうなので、まだまだ寒い季節ではありますが、まずは散歩から始めてみてはいかがでしょうか。

③腸活で免疫機能を高める

今冬もインフルエンザなど複数の感染症が流行っていますが、こうした感染症の予防手段として有効なのが「腸活」です。腸内環境を整えて、免疫機能を高めることにより、感染を防ぐ可能性を高められます。

最高の腸内環境を作るための3つの戦略について、最新情報を交えて書かれているのが『9000人を調べて分かった腸のすごい世界』(國澤純/日経BP)です。

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