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正月疲れの人に試してほしい、名著が教える解消法 体調を「ばっちり整える」ための知識を伝授

東洋経済オンライン / 2025年1月11日 8時10分

具体的には、ヨーグルトや納豆などの伝統的な発酵食品を食べて、ビフィズス菌や乳酸菌などの「いい菌を摂る」ことが効果的な方法の1つとしています。

また、食品やサプリメントから摂取する菌は基本的には腸内に定着しませんが、常在する菌に良い刺激という面では、腸内環境を改善する一助となるそうです。

免疫機能の向上は、感染症だけでなく、花粉症などのアレルギー疾患にも有効とのこと。花粉症に悩まされる毎日から卒業したいという人は「腸活」から挑戦してみるのもよいかもしれません。

④日々の習慣を見直して、自律神経を整える

「自律神経」と聞いてイメージしにくいという人も多いと思いますが、自律神経は体を活動的にしたり休めたりする働きをしており、実はコンディションを整えるうえでとても大切な役割を果たしています。

そんな自律神経を整えるための習慣を紹介しているのが、自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部の小林弘幸教授が執筆した『整える習慣』(日経ビジネス人文庫)です。

自律神経を整えるというと難しく感じるかもしれませんが、「鞄の中で定位置を決めて収納する」「帰る前の片づけを儀式にする」など、今日からでも実践できる簡単なものばかり。

全部で108もの習慣が紹介されているので、1日1つずつ、ゲーム感覚で試してみるのもいいかもしれません。

⑤「疲れがとれる休み方」を身につける

「人手不足も相まって有給休暇が取りづらい」「いざ休みを取ってもどう休めばいいのかわからない」という人も多く、「日本人は休み下手」と言われがちです。

「どんな休み方をすれば疲れがとれるのか」という悩みを抱える人には『休養学』(片野秀樹/東洋経済新報社)がオススメです。

本書では、「活動→疲労→休養」のサイクルだけでは、体をフル充電状態に戻すことができないと指摘しており、4つめに「活力」を加えてサイクルを変えていこうと提案しています。

近年ブームになったソロキャンプのように「自分で決めた」「仕事とは関係ない」「自分が成長できる」「楽しむ余裕がある」という4つの条件を満たした負荷をかけることで活力が高められるそうです。自分に合った"攻めの休養"をとって、自分なりの休み方を見つけてみてはいかがでしょうか。

年始を迎えて、仕事やプライベートでいろんな目標を立てた人も多いと思いますが、どちらも心身ともに健康であってこそのものです。2025年を充実した年にするためにも、気になった本を読んで、“最高の体調”を手に入れましょう。

flier(フライヤー):本の要約サービス

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