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異業種交流会で「人脈づくり」満足する人の盲点 多数の味方をつくる、鯱もなか流・人脈形成術

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 8時40分

こういった会員制のサービスに入らずとも、いわゆる「異業種交流会」はいろいろなところで開催されています。友達が友達を連れてくるようなレベルの飲み会で、思わぬ業種の方と知り合うことだって珍しくありませんよね。そうした集まりに前向きに参加することは、新しい世界に触れるチャンスです。

自分にないものを持っている人と親しくなる

「人脈は数よりも質」だとお伝えしましたが、ではどうやって質を判断すればいいのでしょうか?

僕は、「自分にないものを持っている人」がその判断基準だと考えます。

たとえば、SNSのフォロワー数やコメント数、投稿の盛り上がりなどがそれにあたるでしょう。また、まったく異なる分野の企業もまた、自分にないものを持っている相手といえます。「老舗和菓子屋と、この業界の企業がなぜ⁉」という異色のコラボが引き起こす化学反応は、想像以上の影響力があります。

以前、Jリーグ「名古屋グランパス」やプロフットサルクラブ「名古屋オーシャンズ」とコラボ商品を出したことで、スポーツを応援する人たちにも「鯱もなか」をアピールすることができました。

これまで名古屋を訪れたことがなかったような人たちが、ソーシャルゲーム『アイドルマスター』シリーズのコラボグッズを求めて、大須の店舗へ来店されたケースもありました。アイドルたちとのさまざまな展開もまた、異業種コラボの良い例です。

いまの自分が持っていないものを持っている人と繋がることは、自分が持つコミュニティをさらに拡大させ、その後のビジネスにおいて大きな影響を及ぼします。これから人脈を広げたいと考えている人は、むやみやたらに出会いを求めるよりも、繋がりたい相手を自分の中でしっかりとイメージしておくことをおすすめします。

仲良くなりたい相手とは短期間に3回会う

自分にないものを持っている、なんとかして仲良くなりたい相手を見つけたら、次はどうやって交流を深めるか。

僕が意識しているのは、「間を空けずに3回会う」ということです。

以前読んだ中島らもさんの本に「常連になりたい店があったら、近いうちに3回通うこと」という趣旨のことが書かれていて、なるほど!と深く共感しました。それを人脈形成に置き換えてみたところ、とてもスムーズに交流を深められたのです。

まずは、なんらかのきっかけで出会って名刺交換など連絡先を交換しますよね。これが1回目。この出会いは偶然であっても、誰かを通じて紹介してもらった場合でも、どちらでも構いません。

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