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異業種交流会で「人脈づくり」満足する人の盲点 多数の味方をつくる、鯱もなか流・人脈形成術

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 8時40分

次に、出会った日からあまり間を空けずに、情報交換を兼ねたお茶やランチなどに誘いましょう。もちろん、飲みの席に誘ってもOKです。ここで重要なのは、できるだけ早いタイミングで実行すること。これで2回目です。

その後、日を空けずして、再度会う約束を取り付けましょう。仕事の相談を兼ねた打ち合わせでもいいですし、もう一度お茶を飲みながら情報交換をしてもいいですね。

1カ月の間に3回会うことで、かなり顔なじみといえる関係性になります。最近出会った人のなかで突出して「仲が良い人」という認識をお互いに持つことができるでしょう。結果、自分の人脈のなかでも特別感が得られる間柄になれるのです。

そうなればしめたものです。たとえ、その後しばらく連絡をとっていなかったとしても、「〇〇さんとはいろいろなことを話せる関係だ」と自分の脳にインプットされ、心理的な距離が縮まった状態のままなので、すぐに打ち解けていろいろな相談ができるでしょう。

すると、こんなことを疑問に思う人がいるかもしれません。

「初めて会った人とフィーリングがピッタリだったので、半日以上一緒に過ごして、いろいろな仕事の話ができました。短期間に3回会わなくても、濃密な時間が過ごせていれば、1回だけでも良い関係が築けるということではないですか?」

確かに、長時間ともに過ごすことでお互いの距離は縮まります。しかし、一度会っただけでその後連絡をとっていない場合、「何回も約束をして会うほど、自分たちは仲が良い」という認識まで至っていないので、次に会うときに改めて関係性を築くところから始めなくてはいけません。

会ったのは一度だけで3時間過ごした相手と、3週連続で1時間ずつ過ごした相手。過ごした時間はトータル3時間です。あなたは、どちらが「仲が良い」と感じますか? 短期間に複数回会った相手の方が、より絆が深まるのではないでしょうか。

相手が喜びそうなものを進んで差し出す

しかし、できればもう一歩進んで、より強い絆で繋がりたいもの。本当の意味で相手と仲良くなるためには、相手が喜んでくれそうなものを自ら進んで差し出すことが一番だと僕は考えます。

元祖 鯱もなか本店が感謝してもしきれないほどお世話になったキーパーソン、最後の一人は株式会社ヴィラジュ ニシムラの犬飼直利さん。Xでお侍さんのカツラを被って「甘いけど、しょっぱーい」と叫んでいる、名古屋土産で人気の「信長のえびしょっぱい」宣伝部長です。

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