1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

日本プロ野球とMLBで広がる「経済格差」の残酷 メジャーリーガーになれば悠々自適ではない

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 9時0分

もう1つ、巨人のエース、菅野智之のオリオールズ移籍でも、厳しい契約となった。

菅野智之
 日本 (12年)46億円
 アメリカ
 2025年 1300万ドル(20.5億円)

菅野はNPBを代表する大投手だが、オリオールズは先発投手として相応の評価をしたものの、1年契約だった。35歳という年齢を考えてのことだろう。また、菅野自身もキャリアを考えてミニマムな契約を承諾したのだろう。

今後はさらにシビアな評価が下される

このほか、MLB挑戦を口にした広島の九里亜蓮は、FA移籍を断念し、オリックスと契約。同じくMLB移籍を目指す阪神の青柳晃洋や、中日の小笠原慎之介も現時点では進展がない。マイナー契約が前提のロッテ、佐々木朗希がどんな契約になるか注目ではあるが。

NPBはMLBの「マイナーリーグ」になったという声も聞かれる昨今だが、ことはそんなに単純ではない。当たり前の話だが、メジャーに行った日本選手が年俸に見合った活躍をしなければ、日本選手の「相場」は下落する。

MLB側はすでに「日本人はみんな大谷翔平のようににすごい」みたいな幻想は抱いていない。今後はさらにシビアな「選手評価」をしてくるだろう。

広尾 晃:ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください