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部下から一目置かれる50代からの「お金の使い方」 頑張る若者に支援することで、社会に貢献する

東洋経済オンライン / 2025年1月14日 9時0分

仕事を任せたら、余計な口出しはせず、しかし責任は取るという姿勢も大切です(写真:jessie/PIXTA)

仕事のこと、お金のこと、親のこと、子どものこと……。

50代の悩みはどれも切実です。体力や気力だって低下します。しかし、50代にはこれまで長年培ってきた知識や経験、スキルがあります。それらを駆使する方向にうまく「シフトチェンジ」すれば、まだまだ戦えます。輝けます。

『週末起業』の著者、藤井孝一氏は「自分がこれまでやってきたこと、身につけたことを過小評価すべきではない」と言います。リアルな50代の現状をふまえ、第二のキャリア、人生を充実させるための「シフトチェンジ戦略」について、新刊『50代がうまくいく人の戦略書』をもとに、3回にわたり紹介します(今回は2回目)。

ケチな50代には魅力がまったくない

「お金がない人間は、やはり魅力が薄れます」などというと拝金主義者だと誤解されそうですが、「お金を持っている人が偉い」といっているわけではありません。

ここで言いたいのは、50代になったら、特に若い人へは、お金くらいでしか貢献できる場面、方法がなくなるということです。

わかりやすい例を挙げましょう。

あなたが20代の若手社員だった頃を思い出してください。

あなたは職場の人たちと飲み会をすることになりました。席につき、若い者同士で楽しく話していたら、50歳のA部長がやってきて、仕事のアドバイスをはじめました。

A部長の話にはもっともな内容も含まれているのですが、ときには「違うんじゃないの」「古いんじゃないの」と思うこともあります。でも、正面切って反論するわけにはいきません。みんな神妙な顔をして、話を聞き続けます。

さて、その飲み会にはA部長と同期のB部長も参加していました。B部長は、自分のことはあまり話さず、みんなの話をニコニコと聞いています。やがて一次会がお開きとなり、希望者は二次会のお店に向かうことに。

B部長は、一次会の参加費とは別に、若手の1人にお金を渡してこういいました。「これを足しにして、みんなで楽しくやって」。

20代の若手にとって、どっちの50歳が魅力的に映るか、という話です。

頑張っている後輩の「お客」になってあげる

残念ながら、50歳というのは、もはや若手と一緒に楽しく食べたり飲んだりするのが難しい年齢です。それより、シンプルにお金を出してあげたほうがよっぽど喜んでもらえるわけです。

これは、お金を出すという話に限りません。頑張っている若者を応援しようと思ったら、とても有効なのは、その若者に仕事を発注してあげることです。

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