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WR-VやZR-Vと似た車名の多いホンダSUVの選び方 国内で購入可能なモデルを網羅、狙い目は?

東洋経済オンライン / 2025年1月14日 9時30分

外観は、大開口フロントグリルなどで、力強さを演出した顔付きが印象的。ボディサイズは、全長4805mm×全幅1865mm×全高1690mm。国内で販売されるホンダ製SUVのなかで、最も大きな車体を持つ。なお、例えば、同様の車格にはトヨタの「ハリアー」が挙げられるが、こちらのボディサイズは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm。CR-V e:FCEVのほうが、全体的にやや大きめだ。

乗り味は、ベース車となったハイブリッド車より約200kg重い2010kgといった車両重量ながら、電動車らしいスムーズな加速感を味わえる。とくに、このモデルが持つ4つの走行モードのうち、「スポーツ」が秀逸。アクセル操作に対し出力のレスポンスがダイレクトとなり、スポーティな走りを体感できる(ほかのモードは通常走行向け「ノーマル」、エコな「イーコン」、雪道向け「スノー」)。なお、変速などの操作は、ボタン式シフト「エレクトリックギアセレクター」で行う。最近のホンダe:HEV搭載車に多いシステムだから、操作に関しても違和感なく行うことが可能だ。

ちなみに、ラゲッジスペースは、2つ搭載する水素タンクのうち、後方搭載ぶんが出っ張りとなっているため、その部分に荷物を積載できない。ただし、荷室をアレンジできる「フレキシブルボード」を標準装備することで、上段を荷室後端までフラットにすることが可能。また、フレキシブルボードを下段に置けば、高さのある荷物や重い荷物を積むこともできる。ホンダによれば、こうした荷室の機能を活かし、北米にはマウンテンバイクを積載し、アウトドアスポーツを楽しむユーザーもいるという。

プラグインシステムを備える

CR-V e:FCEVは、ほかにも、日本の自動車メーカーが発売するFCEVモデルとして初めて(2024年7月時点/ホンダ調べ)、外部から充電可能なプラグイン機能を採用していることもトピックといえる。AC充給電口を左フロントフェンダー内に設置し、バッテリーの普通充電が可能(6.4kWで満充電は約2.5時間)。

また、標準装備のAC車外給電用コネクター「ホンダ パワーサプライコネクター(Honda Power Supply Connector)」を普通充電口に差し込めば、1500Wまでの家電製品なども使用可能だ。さらに、荷室内にCHAdeMO(チャデモ)方式のDC給電コネクターも設置。ホンダ製の「パワーエクスポーターe:6000」「パワーエクスポーターe:9000」といった可搬型外部給電器を接続すれば、一般家庭の約4日分の電力も供給することができる。CR-V e:FCEVは、これら機能により、アウトドアなどのレジャーはもちろん、災害や停電時などの非常用電源として活用できることも特徴だ。

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