1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

西野七瀬が念願の「ショートカット」と"新境地" 「大切な人を失った恋人の幻影」という難役

東洋経済オンライン / 2025年1月16日 17時0分

30代を迎えた西野七瀬――変化するライフステージの中で芽生えた仕事観と未来への思いとは(撮影:長田慶)

西野七瀬。ショートカットに象徴される新たな姿は、外見の変化だけでなく、内面の柔らかさと力強さを映し出している。映画『君の忘れ方』では、“大切な人を失った恋人の幻影”という難役に挑み、喪失と癒しをテーマにしたグリーフケアの物語を繊細に表現した。その切なさと希望を込めた演技は、観る者の心にそっと寄り添う。

【画像】西野七瀬がヒロインを演じる映画『君の忘れ方』が、1月17日に公開される

過去の感情に向き合いながら、挑戦を楽しむ姿勢で一歩ずつ積み重ねてきた仕事観。彼女の表現力の裏にある日々の経験と、見据える未来とは――。

「ついに実現!」念願のショートカット

久しぶりに取材の場で対面した西野七瀬のショートカット姿に目を奪われた。その姿は、新たな一歩を踏み出した証のように見えた。

「はい、切りました! ずっと切りたいなと思っていたので、ついに切れるタイミングが来たという感じです」

舞台の仕事でウィッグを使っていたため髪型が自由になり、春の稽古が始まる前に念願のショートカットに踏み切ったという。その声には、待ち望んでいた変化を手にした清々しさが滲んでいた。

周囲からも「似合ってる」と好評で、自分でも気に入っている様子。「洗うのも乾かすのも早くなって、本当に楽なんです」と、満足そうに笑う。

そんな軽やかな笑顔を見ていると、世間で言われる「クールな雰囲気」と実際の彼女にギャップを感じる。

「自分では割と明るいほうだと思ってるんですけど、初共演の方にはよく『意外としゃべるんだね』って驚かれます。イメージではあまりそう映っていないみたいで(笑)」

以前、対談で、舞台挨拶や公式の場では見せない自然体の一面を垣間見たことがあると伝えると、「ああいうやりとりができるのは、気心の知れた共演者や友達とじゃないと出てこないんです。公式の場では、やっぱりどうしても自分を抑えてしまうところもありますね」と笑顔で振り返ってくれた。

それでも、「無理して自分を出そうとは思わない」と、自然体でいるスタンスを大切にしている。

「テレビやバラエティにはあまり慣れていないので、番宣で呼んでいただくときは『自由にやれるといいな』という気持ちでのぞんでいます。無理はしないようにしていますね」

30歳の西野七瀬が見つけた新境地

内面的な心情だけでなく、さらに印象に残っているのは、彼女の仕事観だ。

以前の取材で、「仕事の現場でのピンチと楽しさは紙一重」と語り、「もっと自分を追い込みたい、苦しみたい」と27歳の時に話していた彼女。そのストイックな姿勢に心を動かされた記憶がある。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください