1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

西野七瀬が念願の「ショートカット」と"新境地" 「大切な人を失った恋人の幻影」という難役

東洋経済オンライン / 2025年1月16日 17時0分

乃木坂46卒業後、俳優として新たな道を歩み始めた西野七瀬。映画やドラマで見せるその繊細な表現力の源はどこにあるのか。

「映画はよく観ます。邦画も観ますが、洋画のほうが多いですね。基本的には楽しむために観ているんですが、海外の俳優さんたちの表現には本当に驚かされます。同じ役者という立場でも、日本人とはまた表現の幅や深みが全然違うんですよ」

そう語る彼女は、映画を観る中で自然と自分の演技に生かせる何かを得ているようだった。

「たとえば、“言葉の裏にある感情”を表現する方法が日本と海外では全然違います。セリフがほとんどなくても感情が伝わるシーンを観ると、『こういう表現もあるんだ』と驚くことがあります。同じ演技でも国や文化が違えばこんなにも変わるんだなって」

観察眼は映画だけでなく、彼女の日常生活にも広がっている。「こういう場面で自分はこんな風に感じるんだな」と気づきを大切にする柔軟な姿勢が表現力の土台になっているようだ。

「まだ気づいていない自分を見つけたい」

一方で、理想の自分像について尋ねると、彼女らしい控えめな答えが返ってきた。

「特に『こうなりたい』という強い望みはないんです。満足しているわけではないんですけど、そこまで貪欲でもなくて。今あるものを大切にする感覚のほうが強いですね。求められることを自分なりに積み上げていくほうが、私には合っている気がします。目標を持つことも素敵ですが、今はその都度を大事にするほうが自然なんです」

欲を出しすぎることなく、与えられた瞬間を丁寧に紡ぐ。そんな控えめな姿勢の中にも、芯の強さが垣間見える。

「これからも楽しんでいただける作品や役柄に挑戦していきたいです。まだ自分でも気づいていない一面があるかもしれない。それを作品を通じて発見できたらいいなと思います」

柔らかさと強さの間で揺れ動きながらも、自分らしい一歩を踏み出していく――。

今の西野七瀬が見つけた、等身大の自分がそこにあった。

ヘアメイク:徳永舞 スタイリスト:鬼束香奈子

池田 鉄平:ライター・編集者

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください