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「選挙の推し活化」と希望格差社会の因果関係 「希望なき社会」の選挙で何が求められるのか

東洋経済オンライン / 2025年1月22日 10時0分

それを思うと、政治における選挙は、推し活にとって絶好の場であることがわかる。自分と同じ候補者、政党が好きな人がどれくらいいるのか、応援したら、どれだけ仲間が増えるのか、目に見えてわかる。推しが当選しようが落選しようが、自分の仲間が多くいることに満足を感じる。そのような感覚で、候補者や政党を応援する人が増えているのではないか。

推しの問題点は、推しは冷めることがあることである。推しのキャラクターに対して、少しでも違和感があると「冷めてしまう」。統一したキャラクターを作り上げているアイドルやキャラクターであれば、そのようなことは少ないが、政治家や政党であると、冷めるのも早いだろう。

今年も東京都議選や参議院選挙が予定されている。無党派層を引き付けるために、今後は、政治家や政党は「魅力」をつけ、キャラクター管理をして、「推し」てもらうことが必要な時代になってきたのかもしれない。

山田 昌弘:中央大学 文学部 教授

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