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Kōki,がアイスランド映画の主演を獲得した事情 監督は両親が日本のセレブとは知らなかった?

東洋経済オンライン / 2025年1月24日 9時30分

アイスランドの話題映画に出演したKōki,© 2024 FOCUS FEATURES LLC

1月24日に公開される「TOUCH/タッチ」は、日本人女性とアイスランド人男性の熱烈な恋を描く感動作。原作者、監督、主演男優は、すべてアイスランド人。今年のアカデミー賞の国際長編映画部門にも、アイスランド代表としてエントリーされた。

【Kōki,の出演場面を見る】監督は「抜擢の決め手は才能とルックスだった」と語った

そんな海外の話題作で重要な役を演じるのが、木村拓哉、工藤静香の次女であるKōki,だ。そして以下は映画公式サイト掲載のあらすじの一部である。

初期の認知症であることが判明した主人公のクリストファーが、人生でやり残したこと…

50年前に愛した大切な人が突然姿を消してしまった謎を解き明かすことを決意し、故郷アイスランドを出発。

2020年コロナの世界的流行で国境が封鎖され始める中、薄れゆく記憶をたどりながら、ロンドン・日本と彼女を探す旅に出る―。

主演女優を見つけるのに時間を要した

半世紀という年月が経っても忘れられないその女性ミコは、美しい思い出の象徴。「その役にふさわしい女優を探すのにはとても長い時間がかかった」と、バルタザール・コルマウクル監督(『エベレスト 3D』『ビースト』)は、アメリカ公開時の記者会見で語っている。

日本のキャスティングディレクター、奈良橋陽子に手伝ってもらい、オーディションをしたが、これだという女優にはなかなか会えなかった。

「せりふが英語だし、候補となる女優の絶対数が限られていたんだよ。いかにもアメリカやイギリスで生まれ育ったとわかる人は避けたいと思っていたし。役は子供時代を日本で過ごし、ロンドンに移り住んだという設定。日本生まれの日本人で、英語も上手な人を探していたんだ」

売り込み写真を見た監督は…

そんな折り、違うところから送られてきていた写真があったことを思い出した。

「誰かが私のアメリカのエージェントに送ってきていたものだ。届いたのは、オーディションを行う半年くらい前だったと思う。その頃は本当に初期段階だったので、注意を払っていなかったけど、そのメールを探し出し、オーディションを受けてもらうことにしたんだ。彼女に会うと、もう迷いは何もなかったよ」

オーディションより前にエージェントの元に写真が送られてきていたということは、この映画の企画があると知っていた関係者が売り込んでいたということだろうか。いずれにせよ、その段階で、コルマウクルは、Kōki,の両親が日本のセレブリティだということを知らなかったという。

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